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GMO光アクセス(GMOとくとくBB) 光回線の通信速度測定 VPNあり・なし LANケーブルの長さ・短さ 時間帯(朝・夜)の影響比較

通信速度31ゲーミングPC gaming PC
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Core i5-14400F×RTX4060×SSD 1TBの超コスパ神ゲーミングを購入してしまった一連の記事群を執筆中ですが、この機会に光回線のインターネット通信速度について改めて触れておきたいと思います。

・GMO光アクセス(GMOとくとくBB) ではどの程度の通信速度が出るの?
・通信速度は時間帯でどのくらい変わるの?
・VPNを使うと速度はどのくらい落ちるの?

といったような疑問にお答えできればと思います。

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前置き:現在の環境と比較対象について

現在私はGMO光アクセス(GMOとくとくBB)というプロパイダと契約し、光回線を使用しています。ゲーミングPCには光回線終端装置(ONU)からモデムを通して有線LANケーブルで接続し、スマートフォンやノートPCは無線LAN(Wi-Fi)で接続しています。

今回は光回線の通信速度について見ていくのですが、ただ速度だけ書くのも芸が無いので、以下の点を対照実験として比較したいと思います。

・有線LANと無線LANの違い
有線LAN (LANケーブル)
無線LAN (Wi-Fi)

家までは同じGMO光アクセスの回線でも、終端部分が有線なのか無線なのかで速度には大きな差がでます。基本的には無線は有線に比べて全く勝ち目がなく、速度も安定性(ラグなど)も大きく劣ると言われています。
実際どの程度差が出るのかを検証してみたいと思います。

・時間帯による速度への影響
午前中(平日午前10時頃)
夜 (平日午後21時頃)
深夜(平日午前3時頃)

通信速度は1日を通しても結構変化します。特に混雑状況が影響するので、時間帯によってかなり変わってきます。
比較的回線が空いていて速度が出るであろう午前中と、一番回線が混雑しているであろう夜の時間帯、そして一番速度が出るであろう深夜帯を比較することを意図しています。

・LANケーブルの長さによる速度への影響
LANケーブル 5m
LANケーブル 30 m

LANケーブルは基本的には短いほうが良く、長ければ長いほど信号にノイズが入って、速度や特にpingなどが劣化すると言われています。
LANケーブルの長さが品質に及ぼす影響を検証してみたいと思います。

・VPN(仮想プライベートネットワーク)の有無による速度への影響
VPNなし
VPNあり

VPNはVirtual Private Networkの略で、高いセキュリティを保って第三者や攻撃者から情報を守れるインターネットへの接続方法の1つです。

ただしVPNオン状態では通信速度がかなり落ちるらしく、どの程度落ちるのかを検証してみたいと思います。

ちなみにVPNの種類はノートン セキュア VPNです。今回購入したPCにノートンの30日体験版がインストールされていて、無料でVPNを使えると知って試してみることにしました。

なおインターネットの通信速度についてよく言われている目安は以下のような感じになります。

1 Mbps~ :LINEなどのメッセージアプリなら問題なし動画はダメ
10 Mbps~ :動画が一応見られる
30 Mbps~ :高画質動画も安定して見られる
100 Mbps~ :なんでも快適。ゲームも大容量ファイルも快適


世間ではプロパイダ等によって1 Gbps(1,000 Mbps)や10 Gbps(10,000 Mbps)などと喧伝されていますがそんな高速インターネットは必要なく、100 Mbps程度が安定して出れば特に不便はないことが分かります。


なお通信速度の測定については
Fast.com
USENスピードテスト
大阪ガススピードテスト
ブロードバンドスピードテスト

の4種のウェブサイトを利用しました。どれも無料かつワンクリックで通信速度を測定できるありがたい存在ですが、なぜガス会社がインターネットの速度測定を…?

ただ、同じ条件同じ時間で測定しても使用するサイトによって結果は大きく異なりました。あくまで参考程度にお願いします。

通信速度の測定結果

・有線LANと無線LANの違い

通信速度20
FAST 有線
通信速度23
FAST 無線
通信速度21
USEN 有線 (有線だけに!?)
通信速度24
USEN 無線 (有線なのに!?)
通信速度22
大阪ガス 有線
通信速度25
大阪ガス 無線
有線 (下り)無線 (下り)有線 (上り)無線 (上り)
Fast.com490 Mbps
(レイテンシ5ms)
180 Mbps
(レイテンシ 6 ms)
340 Mbps290 Mbps
USENスピードテスト253 Mbps
(ping 12 ms)
(jitter 1 ms)
142 Mbps
(ping 13 ms)
(jitter 14 ms)
150 Mbps259 Mbps
大阪ガススピードテスト61.6 Mbps
(ふつう)
281 Mbps
(めっちゃはやい)
84.9 Mbps277.16 Mbps

結果一覧が上の表です。
有線LANはゲーミングPC、無線LAN(Wi-Fi)はAndroidOSのスマートフォンで測定したものです。

さて結果をざっと見ていくと、まずGMO光アクセスの有線LANの通信速度は250~490 Mpbsが出ており、実用上何の不便もない速度が出ていることが分かります。
前述しましたが基本的にインターネットの通信速度は100 Mbpsもあれば高画質動画も重いファイルのダウンロードもゲームも快適に行えますので、490 Mbpsは完全にオーバースペックです。


さてこの項目は有線と無線の速度差についての検証ですが、やはり有線と無線を比べると、基本的に優先のほうが速いです。Fastで有線が490、無線が180。USENで有線が253、無線が142。
同じプロパイダの回線なのに、無線ではおおよそ50%以上速度が遅くなっています。

ただし、有線(下り)の大阪ガスの速度だけ61.6 Mbpsとなぜか非常に遅く出ています。それどころか有線よりも無線のほうが220 Mbpsも早い数字になっています。
何度か測定しなおしてもこの数字でしたが、別日に測定すると有線は740 Mbpsとか出たので、何かのバグだとして無視して頂ければと思います。

また、速度以外の通信の質という点にも注目して頂きたいです。表ではレイテンシ、ping、jitterを紹介しております。

・レイテンシ→通信の遅延時間。短いほど良い
・ping(ピン)→通信の応答速度。短いほど良い
・jitter(ジッター)→pingの安定度。小さいほど良い

レイテンシ、ping、jitterのすべての項目で、有線は無線よりも優れた結果になっています。
特にUSENの結果において、有線のjitterが1 msなのに対し、無線のjitterが14 msと大幅に悪化しています。
まあこれ単位はms (ミリセカンド)なので1 msも14 msも一瞬と言えば一瞬なのかも知れませんが、差がある事は事実です。

以上の検証をまとめると
やはり有線は無線より早い
有線は無線より通信の質が良い

ということが分かりました。無線LAN(Wi-Fi)は見かけの速度が速くても通信の質が悪くなりゲーム等で悪影響がある、ということが数字から分かると思います。出来るならば有線LANで接続しましょう。無線LAN内蔵のノートPCでも有線LANポートはあるので、可能ならそちらに繋ぐと安定した通信が行えます。

・時間帯による速度への影響

通信速度1
Fast 午前
通信速度5
Fast 夜
通信速度7
Fast 深夜
通信速度2
USEN 午前
通信速度4
USEN 夜
通信速度21
USEN 深夜
通信速度3
ブロードバンド 午前
通信速度6
ブロードバンド 夜
通信速度9
ブロードバンド 深夜
午前中
(平日午前10時頃)

(平日午後21時頃)
深夜
(平日午前3時頃)
Fast.com390 Mbps280 Mbps530 Mbps
USENスピードテスト245 Mbps225 Mbps253 Mbps
ブロードバンドスピードテスト500 Mbps329 Mbps544 Mbps

時間帯による速度の違いの比較結果は、以上の表に示す結果になりました。

3つの計測サイトのすべてで、速度が速い順に「深夜>午前>夜」という順になりました。
順当にというか、完全にこちらの想定通りの結果になりました。

つまり良い子の皆が寝静まった深夜が一番回線が空いているので速度が速い。
皆さんが仕事にいそしんでいる午前中は次点の速度。
仕事を終えた皆さんが帰宅して、動画配信サイトやゲームなどを利用してネットが混雑する夜が一番遅い。

測定結果もまさにこの通りになりました。

速度の最大値と最小値を比べると、
① Fastの最大→530 : 最小→280
② USENの最大→253 :最小→225
③ ブロードバンドの最大→544 :最小→329

と、サイトによって異なりますが、トップスピードは1.5倍~2倍程度になっていることが分かります。
ただしすべての結果で「快適にインターネットが使える目安の100 Mbps」は大きく超えているため、午前・夜・深夜のすべての時間帯でネットが遅くて困る、なんてことは起こらないでしょう。レイテンシ、pingなどの数字もどれも大差なく、GMO光アクセスではすべての時間帯で快適なインターネット生活をお約束することが出来るでしょう。

それでもネットが遅いという場合、どちらかと言えばプロパイダよりもウェブサイト自体に問題がある事のほうが多いです。例えば休日夕方~夜の動画サイト(Youtubeなど)は光回線でもカクつくことがありますが、これはYoutubeそのものの混雑が原因です。

VPN(仮想プライベートネットワーク)の有無による速度への影響

通信速度7
Fast VPNなし
通信速度31
Fast VPNあり
通信速度32
USEN VPNなし
通信速度34
USEN VPNあり
通信速度33
大阪ガス VPNなし
通信速度35
VPNあり
VPN なしVPN あり
Fast.com530 Mbps680 Kbps
USENスピードテスト187 Mbps56 Mbps
大阪ガススピードテスト735 Mbps479 Mbps

VPNの有無による速度の違いの比較結果は以上の表に示す結果になりました。

Fastの結果を見てください。

ノラ
ノラ

VPNなしが530、VPNありが680!

VPNオンでも十分早いどころか速度上がってるニャ!

本当にそうですか?よく見てください。単位がMbpsからKbpsに変わっています。メガからキロになっています。つまり速度は1/1000に下がっており、実際にFastさんのコメントも

サーバーに到達しなかったためテストを実施出来ませんでした。インターネットに接続していない可能性があります。

と、もはやインターネットに接続していない扱いをしています。これはひどい。

ではVPNをオンにするとネットがほとんど出来なくなるくらい遅くなるのかと言うとそうでもなく、USENは187 Mbpsが56 Mbpsに大幅に遅くなっているとはいえ、スマホの回線よりは余程マシな速度が出ています。

大阪ガスに至ってはVPNありが735 Mbpsという超光速。VPNなしでも479 Mpbsと過去最高の数値を叩きだしています。ただしアップロード速度は1/3に大幅劣化。

う~ん。なんとも言いづらい結果になりましたが、まとめると
VPNをオンにしていても普通にインターネットを使う分には十分な速度が出る。
ただし大容量ファイル(100 GBクラスのゲームソフトなど)のダウンロードには使わないほうが良い
高度なセキュリティが必要な場面に限ってオンにするのが効率が良さそう

という感じでしょうか。

VPNの必要性に関しては最後に補足として書こうと思います。

LANケーブルの長さによる速度への影響

使用したLANケーブルは下に示した2つです。
5 m有線LANケーブル10 GbpsのCAT7規格のサンワサプライ製の有線LANケーブル。
30 m有線LANケーブル1 GbpsのCAT6規格のAnkuly製の有線LANケーブルです。

サンワサプライの5 mのケーブルは10 Gbpsという豪気な通信速度ですが、プロパイダの関係で速度はそこまで全然出ません。NURO光なども最大10 Gbpsなどと謳っていますが、これはおなじみのベストエフォート。ベストエフォートというのは詐欺みたいなものなので、実際の速度は1/10以下の800 Mbpsくらいが関の山です。

30 mのケーブルはAnkulyというどう見ても中国製のケーブルです。通信機器にあちらの国製のものを用いるのは絶対に避けなければならないのが鉄則なのですが、さすがにLANケーブルは大丈夫でしょ…という慢心で購入しました。LANケーブル自身が零式艦戦の空中線みたいにアンテナの役割を果たして外部に情報を漏らしているとか、さすがにないよね…?

通信速度38
5 mのケーブル使用
通信速度39
5 mのケーブル使用
5 m 有線LANケーブル30 m 有線LANケーブル
Fast.com380 Mpbs280~530 Mpbs
USENスピードテスト252 Mpbs224~253 Mpbs

それでは通信速度なのですが、最初に申し上げておきたいのが、この記事でご紹介した通信速度の結果は、上の2つを除いてすべて30 mのLANケーブルで測定したものです。

結果ですが、5 mも30 mも有意な差は生じませんでした。5 mでの速度測定結果は30 mでの結果の中央に位置し、30 mのほうが速度が速い例も多々ありました。LANケーブルの長さよりも測定する時間帯のほうがはるかに影響が大きそうです。

オフィスなどで配線の都合でLANケーブルの長さが100 mを超えるような場合は速度に影響が出てくるみたいな話を聞いたことがありますが、30 m程度では通信速度に影響を及ぼすことは無く、ping・レイテンシ・Jitter等の数値も特に劣化せず、普通に使うぶんには安心して使用できることが分かりました。

オマケ:自宅の有線LANでVPNは必要か?

Wi-Fiなどの無線LANは盗聴に弱いのは既に明らかになっており、特に公衆無線LANなどはザル状態でデータ盗み放題みたいな感じですが、有線LAN、それも自宅に光ケーブルで敷設している場合はVPNは果たして必要なのかという疑問が出てきます。

私はこの辺に全然詳しく無いので有識者の方の意見を伺いたいところですが、IPアドレスを隠せる、プロパイダからの監視を逃れられる、みたいなメリットはあるのかも知れません。逃れて何になるのかはよく分かりません。諜報員とかには必要かも。

しかし私のような、PCでネット銀行や証券会社を使って資産運用をしている人たちにとっては、セキュリティが非常に重要です。そのような場合はVPNを利用する、Microsoft Windows Defender以外の独自のウイルス対策ソフトを導入する、などで少しでもリスクを軽減しておくほうが無難でしょう。

とは言っても私はもう数年ほどPCを使用して資産運用を行っていますが、これまでVPNを使ったことも無ければ、使わなかったことで不利益を被った事もありません。
まあこれまで被害を受けなかったことと今後も受けない事には何の関係も無いのですが、普通にネットを使う分にはまあ必要無さそう。

一方で仕事でリモートワークを行う人や、公衆無線LANや公衆Wi-Fiなどを使う人はほぼ必須です。
旅先で地図を調べるくらいなら必要無いでしょうが、最近はスマホ決済やモバイル端末でのクレジットカード決済などもごく当たり前に行うので、そのような場合はVPNが非常に役に立つでしょう。

私のようによく旅行に出る人で、旅先でホテルの無料インターネットを使う、なんて人もVPNは必須だと思います。

ということでまとめると

VPNがあまり必要ない人

・インターネットは簡単な調べものや動画を見るくらいの利用強度の人
・PCを用いた資産運用をしていない人
・自宅で有線LANのみを利用している人

VPNがあったほうが良い人

・インターネットで資産運用を行っている人
・インターネットでクレジットカード決済などを行っている人
仕事でリモートワークを行っている人
・有線LANを利用しておらず、無線LAN(Wi-Fi)やホームルーターのみを利用している人
・旅先のホテルの提供するインターネットを利用する人
・諜報員、スパイ、隠密、透波、インテリジェンスの方

ノラ
ノラ

諜報員がはたしてこの記事を読むかニャ?

ハル
ハル

お前を見ているぞ<●><●>


今回はここまでにします。

今回はGMO光アクセスというプロパイダの光回線に関して、通信速度の測定を行いました。
速度の目安としては500 Mbpsくらいは出ており、非常に快適にインターネットを楽しめることが分かりました。

その他、有線か無線か、時間帯やVPNの有無、LANケーブルの長さなどが通信速度に及ぼす影響などを検証しました。

結果としてはやはり無線(Wi-Fi)よりも有線のほうがはるかに高速で安定。時間帯による影響は大きく深夜が一番快適。VPNは明確に速度に影響する。LANケーブルの長さは30 mは実用上何の問題もない、などと結果が判明しました。

ではまた次の記事で。ご覧いただきありがとうございました!

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