こんにちは、ハルでございます。
今回は久しぶりに第13世代・第14世代インテル製CPUのクラッシュ不具合に関する記事です。
ついに!!ついにやりました。
タイトルの通り、最新版のマイクロコード0x12Bパッチを当てるBIOS/UEFI更新をやりました!!ドスパラの制止を振り切ってやりました。やってやったです!!
結論から言うとPCに致命的損傷が起こることも無く無事に成功して、マイクロコードも最新版の0x12Bが適用されました。
PCが動かなくなることも無し。Windowsが起動しなくなることも無し。OSのライセンスが消失することも無し。PC起動時のロゴもサードウェーブのまま。
すべてドスパラの脅しだったわけです。何の問題も起こらず完了しました。
これまでの経緯
これまでの一連の記事でご紹介した通り、インテルが発表した不具合対象CPUに我がi5-14400Fちゃんは入っておりません。
しかしインターネット上では、同じく不具合の対象では無いとインテルが言ったi5-13500やi5-13400,i5-14500で続々と不具合の報告が上がっています。
中には不安定化を通り越してPCが起動しなくなったという致命的な報告も上がっています。
インテルもこの事態を把握して、不具合対象外のi5でもCPUの交換や返金などを行っています。
(i5は不具合が起こらないと言ってるのに交換するの??おかしいね?矛盾してますね??)
さらに注目するべき事として、インテルは不具合が起こってCPUを交換したユーザーに対して
「不具合対象外のi5でも、マイクロコード0x12BへのBIOS更新は必ず行ってほしい」
と言っている事実があります。
まあ、このインテルの対応自体は納得できる点もあります。
インテルがどう言おうが実際にi5が壊れている以上、交換や返金を行うのは当然。そして安全のために最新のマイクロコード0x12Bを当てるように促すのは理解できます。
ここまではいい。
しかし、ここで問題になるのはドスパラの無惨な対応です。
私のPCは大手BTOメーカーであるドスパラ製なのですがこのドスパラの対応が本当に大問題で、i5も不良品であることはもはや周知の事実であるにもかかわらず、ユーザー自らが手動でするBIOS更新を行うことを頑なに認めません。
他社BTOメーカーでは
i5は別にBIOS更新する必要ないと思うけど、やってもいいよ?
という柔軟な対応です。
実際にBIOS更新するかどうかはユーザーの判断に任せています。
もちろん「なんかあっても責任は取らないよ」という責任逃れの一文は書いていますが、これは仕方ありません。そこは自己責任です。
しかしドスパラは「BIOS更新をしないでください」です。推奨しない、ではありません。するなと禁じています。
インテルが「更新してくだしゃい…」と言っているにもかかわらずです。
更新するとOSのライセンスが消える、Windowsが起動しなくなる、保証対象外の刑にする、などを見え透いた脅しをかけてきています。
挙句
i5-14400Fは弊社カスタマイズのBIOSには対応していないため、更新はなさらないようお願いいたします
などと言って来ました。私の認識が正しければなのですが
① BIOS更新はマザーボードに対して行うものであってどのCPUを使ってるかなど一切関係ないので、CPUが対応していないなど意味不明
② 百歩譲ってi5-14400FはBIOS更新に対応していない(意味が分からないが…)という主張は認めたとしても、2024年9月以降に出荷されるPCにはすべて最新版のマイクロコード0x12Bを当てるとドスパラ自身が明言しているのはどういう事?
誰がどう見ても筋が通っておらず、完全に論理的破綻をきたしていると思うのですが、ドスパラ的にはi5-14400FではBIOS更新できないそうです。ふーん。あっそ。
(まあマイクロコードに関してはCPUに対してのものらしいですが……)
この辺りのドスパラに問い合わせた件は以下の記事をご覧ください。
私は何も、
i7やi9のように、i5も5年保証をつけて無償で交換しろ!!
と喚いているわけではありません。さすがにそこまでは求めません。
でも、いつ壊れるかも分からない不良品なんだから、せめてBIOS更新をして最新版のマイクロコードを適用させて、ユーザーの判断で予防的措置をとるくらいは、認めてくれてもいいじゃないですか。
しかしドスパラのi5に対する対応は取り付く島もありません。
どうしてドスパラはこんなにも頑なな姿勢なのか私には全く理解できませんが、このドスパラのお触れのせいで、私はこれまでBIOS更新作業を行うことが出来ませんでした。
おかげで新ゲーミングPCちゃんを7月に購入して以来、起動したのは6回ほど。12月までほとんど電源を入れることすら出来ませんでした。
だってこのインテルのポンコツCPU、高負荷をかけないアイドル状態でも壊れるそうですもん。高負荷のゲームやベンチマークを行って壊れるならまだ理解も出来ますが、アイドル状態でも焼損するて。なんですかこの状況は。
ただしドスパラは、修正版BIOSを自社サイトで広く公開しているため、対象外のi5ユーザーでも修正版BIOSのダウンロード自体は出来るようにしています。
これがフロンティアの場合だとシリアルを入力しないとそもそもBIOSのダウンロード画面に進めないようにしていると思われ、さらに状況は悪化しているように見えます。フロンティア……見損なったよ。
とうとう業を煮やしてBIOS更新を決意した
7月から12月まで5ヵ月間も、せっかく購入した新PCを使えなかったわたくしハル。
この間旧ゲーミングPCちゃんが馬車馬のように頑張ってくれたので特段の不便は無かったのですが、この間何もしていなかったわけではなく、各種情報を集めておりました。
というのも、インテルがまたぞろ新たなマイクロコードを出してくる可能性があると考えて様子見していたのです。リスクのあるBIOS更新をやるのは出来れば1回こっきりにしておきたい。しかしインテルはマイクロコード0x125,0x129,0x12Bと立て続けに修正パッチを連打する前科があり、今のところ0x12Bが最終だと言い張っていますが一切信用できません。そのため様子見をしていました。
しかしその後、このクラッシュ不具合問題の続報は特に出てこず、どうやら本当に0x12Bが一応の最終対策になっていそうな気配です。
そしてAmazonのブラックフライデーでUSBメモリを安く購入できたことで、ついに決心しました。
時はきた。BIOS更新をやるぞと。
一応、現実的リスクとして
・BIOS更新が失敗するリスク(そうそう失敗しない)
・ポンコツCPUを放置することでCPUが壊れるリスク
という2つのリスクを天秤にかけました。
BIOS更新については、まあ普通にやればそうそう失敗はしないようです。初見だった私も成功しましたし、実際とても簡単でした。万が一失敗したらPCが破壊されちゃうけども。よほどのことが無い限り致命的損傷には至らないようです。
一方CPU故障リスクについては、第13世代、第14世代CPUの故障が続々報告されている通り、普通に使っていてもいずれ故障する確率はかなり高いようです。
私も過去の記事で「事実上、i5でもBIOS更新をしないという選択肢は無くなったものだと考えます」と書きました。
仮に今すぐに壊れなかったとしても、年月の経過・時間経過とともに故障確率が上がっていく時限爆弾なので、いつ壊れるか恐れながらの使用になります。
PCにとって最も重要である「信頼性」という点が完全に損なわれてしまっている状況で、これはかなりのストレス要因になります。いつ壊れてデータが吹っ飛ぶかも分からないPCなんか怖くて使えません。例えば追証がかかってるのに急にPCが壊れて操作出来なくなったら、なんて考えると信頼性ってとても大事ですよね?
そしていざ故障してしまったら、これはどうしようもありません。私が加入している保証期間は1年ですし、1年経過後に壊れたらドスパラのことですからどうせ何もしてくれません。(実際に問い合わせの中で「一年までは面倒みるよ」=その後は知らんと言われています。)
インテルは、自社が販売したBOX品に関してはi7・i9で5年保証と手厚い保障です。i5でも対応してくれるみたいです。しかしBTOメーカー製PCに入っているいわゆるリテール品に対してはウチには関係ないよと対応してくれません。
そしてそのリテール品を組み込んで販売しているBTOメーカーであるドスパラは、i7・i9は保証するけれども、i5に関しては一切無視しています。
まとめると、BTOメーカー製PCのi5ユーザーは、各種保証対応から完全に抜け落ちてしまっている状況です。
BTOメーカー製のi5ユーザーって、ゲーミングPCユーザーのど真ん中のボリュームゾーンだと思うのですが……。
私と同じ二進も三進もいかない状況で途方に暮れているユーザーさんは非常に多そう。誰も助けてくれないのだから自分で何とかするしかあるまい、と考えるのは当然の思いです。
BIOS更新のリスクについて
ただしドスパラがどうとか関係なく、BIOS更新中の電源切断に関しては致命的です。PCが壊れます。
ここだけは本当にご注意ください。寒くなってきたので調子に乗って暖房器具を付けまくってブレーカーが落ちる、なんてことが起こると悲惨です。
BIOS更新中は他の電気器具は全部切っておきましょう。真っ暗な中でロウソクの明かりを頼りに作業を進めましょう。雷にも注意しましょう。自家発電機を用いると停電の心配は無くなりますが、さすがにそこまでする人はいないと思います。
その他、ドスパラの言う
・PCが起動しなくなる
・Windowsが起動しなくなる
・OSのライセンスが消失する
等はすべて脅しです。私は何の問題も起こりませんでした。
まあ、私が問題が起こらなかったことは皆様で問題が起こらない事への何の保証にもなりませんが、ひとまず人柱としてBIOS更新をやってみて、生きて帰って来れたという一つの事例です。
BIOS/UEFI 手動更新の方法
それではここからは、BIOS/UEFI更新の具体的な方法についてご紹介していきます。
USBメモリの中に更新用プログラムを保存して、それをPCに差し込んで更新を行います。なのでUSBメモリは絶対に必要です。
なるべく新品が望ましいです。別に使用済みでも大丈夫だと思いますが、今時USBメモリなどという骨董品を使う人はかなり減ったと思います。古いのを引っ張り出してきて使って、変に劣化しててBIOS更新に失敗したら致命的です。32 GBでも600円程度で購入できるので新品を買いましょう。
まず現在のBIOSバージョン・CPUのマイクロコードを確認しておこう
BIOS更新作業に入る前に、まずは更新前のPCのBIOSバージョンと、CPUで実際に走っているマイクロコードのバージョンを確認しておきましょう。もしかしたら既に最新版で、更新の必要が無いかも知れません。
ここでは以下の3つの方法をご紹介します。
① msinfo32
② CPU-Z
③ インテル プロセッサ 識別 ユーティリティ
① msinfo32
これが一番簡単です。
Windowsキー+Rを同時押しして「ファイル名を指定して実行」を開き「msinfo32」と入力します。
こんな画面が開きます。
中段のBIOSバージョン/日付の項目をチェックしてください。1.T3というのがバージョン。日付は2024/05/14となっています。
1.T3と言われてもよく分かりませんが、日付は参考になります。2024/05/14という事は当然マイクロコード0x129や12Bが出る前の古いものなので、アウトです。更新の必要アリ。
② CPU-Z
以前私がCPU、i5-14400Fのステッピングを確認した(そしてポンコツのラプターだと発覚して発狂した)時にも使ったCPU-ZでもBIOSのバージョンが確認できます。
メインボードタブの中段、BIOSの項目です。同じくバージョンは1.T3。日付は2024/05/14。アウト。
③ インテル プロセッサ 識別 ユーティリティ
次はCPUで動いているマイクロコードのバージョンを確認しておきます。
ここではインテル謹製のインテル プロセッサ 識別 ユーティリティというソフトウェアを使います。
ダウンロードしてインストールしてください。
さてソフトを起動し、CPUIDデータの項目を開いてください。
CPU改訂と書かれている部分がマイクロコードを示しています。ここでは123となっていますが、これはマイクロコード0x123のことです。
マイクロコード0x123というのは今回のCPUクラッシュ不具合の対策を行えていないバージョンになります。
よってこの部分が12Bになっていない人は、残念ですが全員BIOS更新を行う必要があります。
マイクロコード0x12Bがリリースされたのが確か9月くらいだったと思うので、2024年8月以前にBTOメーカー製でPCを購入した人は全員対象だと思います。
ちなみに私のPCのマザーボードPRO H610M-G IIを作っているmsiのサイトを覗くと、2024年5月7日にリリースしたBIOSバージョンは、マイクロコード0x123を当てているようです。なるほど。たしかにインテルプロセッサ 識別ユーティリティで調べたのと同じ結果になっています。
①②③のすべての結果で、私のPCはBIOS更新が必要だと判明しました。仕方ない。狩るか。
BIOS/UEFI 更新の具体的な手順
具体的な手順はドスパラがWebサイトで紹介している通りです。手順と照らし合わせながら実際の私の更新手順をご紹介します。
① USBメモリを用意してフォーマットする
用意したUSBメモリをPCに差し込み、まずはフォーマットを行います。
最近はSDカードもUSBメモリもフォーマットなしで刺したらそのまま使用できることがほとんどですが、念のためにフォーマットを行いましょう。
右クリック→フォーマット→FAT32を選んで開始ボタンを押します。
なお最初からFAT32だったので何の意味もなかったかも。
一応ご注意を。フォーマットを行うと中のデータは全部消えます。大事なファイル等はバックアップしておきましょう。だから新品を使うことを推奨します。
フォーマットが終了すれば、これでUSBメモリの準備は完了。
② ドスパラ公式サイトからBIOS更新ファイルをダウンロードする
ドスパラ公式サイトからBIOS更新ファイルをダウンロードします。
私の場合は「MSI PRO H610M-G II」というマザーボードを使った「THIRDWAVE」というブランドのPCなので、そちらを選択してファイルをダウンロードします。ここは非常に重要なので、間違いの無いように確認しながら行って下さい。
お手元のPCに入っているマザーボードの型番が分からない場合は納品書等を見て貰うか、前述したCPU-Zなどでも確認できます。
③ BIOS更新ファイルを必ず解凍する(要注意!!)
要注意です。ダウンロードしたファイルはzipです。つまり圧縮されています。(zipでくれ)
必ず解凍して下さい。解凍せずにそのままBIOS更新しちゃうと……ふふ、どうなるんでしょうね。
解凍方法はzipファイルを右クリックして「すべて展開」です。windowsの基本機能なので特別なソフトなどは必要ありません。
④ 解凍したBIOS更新ファイルをUSBメモリにコピーする
解凍したBIOS更新用ファイルをUSBメモリにコピーします。普通にドラッグ&ドロップでコピー可能です。
なお表示されている通り、この更新ファイルの容量は32,000 KB=約32 MBです。たった32 MB。かなり容量の少ないUSBメモリでも大丈夫そうです。張り切って32 GB(32,000,000KB)のUSBメモリを用意したのですが完全に無駄でしたね……。
⑤ いよいよ更新作業を行っていく
これで準備は完了です。いよいよBIOS更新作業を始めます。深呼吸して、自家発電機の残燃料をチェックしましょう。ロウソクが倒れないかも要チェック。
⑥ PCの電源を切り、USBメモリを挿入する。
ではPCの電源を一度落とします。シャットダウン後に先ほどBIOS更新ファイルを仕込んだUSBメモリをPCのUSBポートに挿入します。
⑦ PCの電源ボタンを入れる。すかさずキーボードの「Delete」キーを連打してBIOSに入る
PCの電源ボタンを入れ、すかさずキーボードの「Delete」キーを連打してBIOSに入ります。
本当はロゴが出てから連打するらしいのですが、最近のSSD搭載のPCは一瞬で立ち上がってしまうので、電源投入後すぐに連打して問題ないです。
無事にBIOS画面に入れました。スクリーンショット機能を使えないのでここからは画面直撮りで失礼します。
右上にはマザーボードの名称やBIOSのバージョンなどが表示されていて確認できます。モニターの埃が予想以上に汚かったので隠しています。
画面左下の「M-FLASH 」を選択します。
なお普通にマウス操作で選択できます。私はBIOSってマウスは使えないという認識だったのですが、普通に使えました。どうやらBIOSというのは古い言い方で今はUEFIと言うそうですが、このUEFIだとマウス操作が出来るそう。いつもと同じ感じで操作できるので非常に助かりました。
[System will auto reboot and enter flash mode. Do you want to enter flash mode?]
「自動的に再起動して更新モードに入ります。更新モードに入りますか?」と聞かれるのでYES。
一度再起動が行われた後、ドライブ一覧が表示されます。
USBドライブを選択し、先ほど保存した更新ファイルを選択します。
左下にバージョンが表示されています。
上が今のバージョンV1.T3。
下が新しいバージョンV1.T7。
確かに新しいファイルのようです。
このファイルを選択していいですか?と聞かれるので、左のModel Nameと中央のVersionを確認しておきましょう。
私の場合だとModel Nameは新旧で変化なしでした。ここが違うと別のマザーボード用のファイルを間違ってダウンロードしてきている可能性があるのだと思います。
私は自分でやった一例しか体験していないので確証をもって言っているわけではないのですが、Model Nameは新旧で一致していることを一応確認しておいてください。
バージョンは末尾の数字が増えてると大丈夫だと思います。
⑧ BIOS更新開始!!
YESをクリックするとついにBIOS更新が始まりました。
画面にもデカデカと表示してある通り、PCの電源を切ること。USBメモリをPCから抜くことは厳禁です。
他にもマウスクリックやキーボードを操作することも控えるべきらしいです。が、「Notice!」と書かれている通り、一時的にマウスとキーボードの操作にロックがかかるそうなので心配なさそう。
しかし身構えていましたが、結局再起動一回だけで、ものの1分程度でBIOS更新は完了。
何の問題もなくあっけなくBIOS更新が終了しました。どうしようどうしようとあれだけ悩んでいたのが嘘みたいです。
⑨ 無事に帰って来れた
BIOS更新が終わると自動的に再起動が行われます。サインイン画面が表示され、無事に帰って来れたようです。
なぜか再び「PCのセットアップを完了しましょう」画面になったけどスキップして無視します。
この画面が出るのは、私がマイクロソフトアカウントでのログインを無効化していて、ローカルアカウントでinしているのが原因かも知れません。
⑩ きちんと更新できたかチェックしましょう
きちんとBIOS更新が完了したかどうか、前述したソフトで確認しましょう。
① msinfo32
② CPU-Z
③ インテル プロセッサ 識別 ユーティリティ
BIOSバージョンが1.T7へと変わっています。日付も2024/9/29に。
そして……
12B(マイクロコード0x12B)になってる!!!!!
感動しました。
マイクロコード0x12Bはクラッシュ不具合への最終的かつ完全な根本的な究極の解決方法なのですよね!?!?!?!?!?これでもう安心なのですよね!?!?!?!?!?
(まあインテルの言う寝言など一切信用していませんが……)
まあこれで一応、クラッシュ不具合に関しては対応済みということになりました。一般人が出来るのはここまでで、出来得る範囲で最良の対策は取った形になります。
⑪ ME プログラムの更新を忘れていた
BIOS更新が完了したことに感激して、まだ手順がある事を忘れていました。
BIOS更新後にME プログラムを更新しなくてはいけませんでした。
MEプログラムというのはインテル マネジメント・エンジンのことだそうで、BIOSを更新する際には一緒に更新をしないといけないそうです。
……忘れていてまだやっていないので後でやっておきます。手順は簡単なので特に困らないかと思います。手順は先ほどのドスパラのサイトをご覧ください。
マイクロコード0x12BでCPU性能は下がるのか?
以上、無事にBIOS更新が完了しました。
なお今回のBIOS更新は、基本的には「CPUの性能を抑え込んで、熱暴走やCPU損傷(焼損)などの不具合が起こることを回避する」ためのものです。
なので普通に考えれば、CPUの性能は下がります。
このBIOS更新をしたことでCPU性能が上がったのか下がったのか変わらないのか、この点は次の記事でご紹介できればと思います。
→書きました(↓)
まとめ
ということで今回の記事は、人柱となり、ドスパラが禁じている禁断のBIOS更新をついに実行してしまい、無事に成功した体験談でした。
これで「i5-14400FがBIOS更新に対応していない」というのは真っ赤な嘘だとはっきりしました。
しかしその代償としてドスパラの禁止したBIOSの手動更新をやっちまったので、めでたくドスパラの保証対象外になってしまいました。
率直なところを言えば、
なにが保証対象外だよユーザーに対して筋が通ってない無茶苦茶な理論で不利な条件ばかり強要しやがってi5ユーザーのことを完全放置しやがって!!許せねえよォ……!!!ゴゴゴゴ( ˊᵕˋ ; )
という感じです。口に出しては言いませんけどね!
今回の件でドスパラへの好感度は急降下しました。非常に残念でした。
しかし実際問題、ドスパラは全ユーザーに対してBIOS更新用ファイルをいつでもダウンロードできるようにしているので、口では禁止と言いつつ実は黙認しているのかも知れません。実はツンデレ?
ということで今回の私の記事は、私と同じく第13世代、第14世代i5ユーザーでBIOS更新をするかどうか迷っている方に対して、強力に後押しをするものであります。
私個人としてもBIOS更新を行うことを強く推奨しますが、一応、責任逃れをしておきます。
自己責任でお願いします!
それではまた。ご覧いただきありがとうございました!
コメント
こんにちは。
ハルさまは件のBIOSの更新されてから、ウインドウズアップデートされてますか?自分はBIOS更新後一ヶ月くらい安定していましたが、ウインドウズアップデートを1週間くらい前にしてからパソコン起動直後にブルスクが発生するようになりました…。ウインドウズの初期化をすると、せっかくしたBIOSの更新もやり直しになってしまうのでしょうか??
CAIさん
初めまして。コメントありがとうございます。
>>ウインドウズアップデートを1週間くらい前にしてからパソコン起動直後にブルスクが発生するようになりました…
!?
なんと……。そのブルスクがCPUのせいなのかBIOSのせいなのかwindowsアップデートのせいなのか、原因の切り分けが非常に難しそうですね…。例えばCPUに負荷をかけた時にブルスクになるのであればCPUが怪しいですが、そもそもCPUに負荷をかけることすらままならないような状態でしょうか?起動直後にブルスクになるならupdateが原因なのが怪しいと感じますが……。
お尋ねの「windowsのクリーンインストールでBIOSがどうなるか」ですが、どうでしょうか……。私の認識ではBIOSとOSって別物で、OSよりもさらに上位(というか基礎の部分というか)にあるのがBIOSだと思っています。だからOSをクリーンインストールしてもBIOSの更新は元に戻らずそのままだと考えています。(本当はどうかは分かりません)
なおBIOSのダウングレード自体は可能(参考:https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/bios/faq/35/)のようですが、やはりダウングレード用のファイルを自分でダウンロードしてこないといけないみたいなので、windowsのアップデートでbiosがどうこうなる事はあまり考えにくいですが……。
ちなみに私の状況ですが、最近「win11でwindows updateをしたらデスクトップに広告が勝手に表示されるようになった!!」みたいな記事を読んでKUSOだと思ったのでupdateは無効化しています。だから2024年7月の購入当時のOSのバージョンのままですね……。余計にupdateするのが怖くなりました
追加ですが、「windows11 update ブルースクリーン」で検索してみたところ最近の「KB5043145」という更新プログラムにバグがあってブルスク地獄になるという記事を見つけました。(https://news.mynavi.jp/techplus/article/20241002-3036106/)
更新したプログラムのバージョンを調べて貰うと原因が分かるかもしれません。
更新履歴を確認する方法→(https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata3/018898.htm)
あと、OSのクリーンインストールは最終手段なので、可能ならまずは「システムの復元」を試されてみるのはどうでしょうか。
ちなみにBIOS更新後にブルスクが出るという知恵袋の質問(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13294252878)がありましたが、これによると「BIOSを更新したらLOAD DEFAULTをやって項目を初期化して、設定し直すのが基本。」とかで、BIOS画面に入ってLOAD DEFAULTを行う必要があるそうです。LOAD DEFAULTは工場出荷状態に戻す操作らしいですが、さすがにこれを行うとBIOSのバージョンは下がりそうな感じです。
CAIさんがBIOS更新された状況が分かりませんが、ドスパラ製PCでCPUがi7・i9ならドスパラサポートに助けを求めるのも手だと思います。私のようにi5で勝手にBIOS更新した場合は……うーん
こんばんは。
すごく親身で丁寧なご返信ありがとうございます!
復元したら、ブルスクが止まりました。システムの項目から確認したところ、ウインドウズアップデートは最新のバージョンが当たっているみたいですが、その後何度か起動しても今のところ不具合が収まっているみたいなので様子を見ようと思います。しかしながら、今後はウインドウズアップデートの自動更新を切っておく設定にしようと思います。恐ろしい・・
ハルさまのおっしゃる通り、BIOSとOSは別物みたいです。←サポートの方に確認していただきました。
すごくためになる情報をありがとうございました・・!
CAIさん
とりあえずは無事にブルスク問題が収まって良かったです。今回のようにwindows updateはアップデートで便利になる事より、問題の起こることのほうが多いので本当に困ったものですよね。正直ウイルスとしか思えません( ˊᵕˋ ; )
やはりBIOSとOSは別物でしたか。システムの復元で収まったっぽいので今回の問題はBIOSではなくてwindows updateのせいみたいですね。BIOSのせいだと私にも影響してくる話なので良かったです。
また何かありましたらお気軽にどうぞ。(役に立つ保証はありません(´ᴖωᴖ`))