主よ。懺悔します。
私はDyson Sphere Program(ダイソンスフィアプログラム:以下DSP)が面白すぎてブログ更新をおサボりしていた背教者です。アーメン……。
またヤバいゲームが登場してしまいました。ダイソンスフィアプログラムというSteamゲーです。
5月はちょっと時間に余裕があったので軽い気持ちで少しだけ触れてみるつもりが、気が付けば113時間経過していました。
ここまで時間を忘れてプレイしたのは最近ではRimworld以来でしょうか。完全にCiv4やRimworldの系譜の「安易な気持ちでプレイしてはいけないゲーム」です。特に受験生や就活生などはダメ・ゼッタイ。人生終わっちゃうぞ♪いや冗談ではなく。
Dyson Sphere Program(ダイソンスフィアプログラム)とは
Dyson Sphereを自分で造れるゲームです。当然聡明な皆様方はダイソンスフィアがどんなものかは既にご承知おきのことでしょう。義務教育レベルで有名ですからね。
なに?ダイソンスフィアなど聞いたことも無い?それはいかんですなあ……その場合はまず今世紀最高の神ゲーである「無限航路」をプレイされることをおススメします。
ダイソンスフィアとはこのような構造物です。球の真ん中にあるのは太陽ちゃん。恒星の周りをぐるりとソーラーパネルなどで覆ってしまい、恒星の放つエネルギーのすべてを利用してしまおうという何とも壮大なものです。
恒星間航行どころか核融合炉さえ造れないチリみたいな技術力しかない2024年を生きる現人類には、当然ダイソンスフィアを製造することなど夢のまた夢。SF小説やゲームなどで夢想するしかない架空の構造物なのですが、そんなダイソンスフィアを自分の手で一から作れちゃうという、真に神ゲーです。
神ゲーと言う言葉が陳腐に聞こえるほど、DSPには恐ろしい中毒性があります。寝食を忘れるとはこのことで、気が付けば朝になってるなんてザラです。civ4でもここまで酷くなかったです…。civ4はワンプレイは一応数時間もあれば終わりますからね。
せっかくなのでゲーム画面を少し紹介します
せっかくの機会なのでゲーム画面を紹介していこうと思います。どんなゲームか雰囲気が伝わればいいなと思います。
現在の私の状況としては、完全初見の1プレイ目を進行中です。
113時間かけて、とりあえずゲーム上のクリアまで到達しました。しかしDSPはゲームクリアがかなり早い段階で達成できるというか、メインルートの研究さえ終わればシステム上のゲームクリアとなる仕様になっています。
そのため極端な場合だとゲームタイトルになっているダイソンスフィアに一切触れることなく、ゲームクリアとなってしまいます。これでは何が何やら分からないので、やはり私のプレイでもダイソンスフィア完成を目標にして今後もプレイを続けていこうと思っています。
初見すぎて何をどうすれば良いか分かっていません。鉱石を掘るのは良いけど、ベルトコンベアで搬出するという概念すらなかった頃です。恥ずかしながら工場ゲーをやるのはこれが初めて。全然勝手が分かっていませんでした。
少し時間が経ちました。ゲームの仕様が分かってきて、最初の惑星から宇宙空間に飛びたてるようになりました。
スタートの惑星は仕様上必ず巨大ガス状惑星の衛星になっているのですが、このガス惑星。近くで見ると非常に恐怖感があります。おどろおどろしい。重力もそこそこ強いので油断すると吸い込まれます。現実の木星なんかも良く見るとかなり気持ち悪いですよね。
燃料室に石炭をくべながら宇宙飛行を行い、初めて他の惑星に着陸した記念すべき瞬間です。
こちらは恒星から遠いこともあって凍り付いた不毛の氷結惑星ですが、スタート惑星には存在しない貴重なシリコンとチタンを採掘することが出来ます。このシリコンとチタンを掘りに他の惑星に行くというシナリオはゲームで想定されたもので、どのプレイでもそうなります。
宙を見上げれば画面の大半を埋め尽くすガス惑星。ガス惑星こわい。
被写界深度の関係で手前が良い感じにボケてます。DSPは地味にグラフィックも綺麗なので素敵。このグラフィックでこの動作の軽さは素晴らしい。最近はさすがに骨董品化してきた1660SUPERちゃんでも75 fpsでヌルヌルです。
さてさらに時間は経過し。そんな恐ろしい巨大ガス惑星をついに支配するときが来ました。
このOrbital Collector(軌道採集機)を使えば、巨大ガス惑星から水素やデューテリウム、メタンハイドレートなどの貴重な資源を無限に収集することが出来ます。
ついに巨大ガス惑星を力によって支配することが出来ました。科学技術最高!
ガス惑星から水素とメタンハイドレートを吸い込み中。この辺のエフェクトや映像表現も凝ってるというか、SF好きにはたまらない面白さがあります。
こちらは記念すべきソーラーパネルの最初の打ち上げの様子。何か天空に向けて高エネルギー粒子砲でも撃っているかのように見えますがソーラーパネルを射出しているだけです。ダイソンスフィア製造の第一歩です。
最初は素朴なコンベアしか無かったスタート惑星も、開発が進み立派なスパゲッティになっています。スパゲッティすぎてもうわけがわからないよ状態です。
さらに科学研究を進め、イカロスくんはついに超光速航法を可能としてしまいました。Faster Than Light。i3エクシード航法。
研究によって空が飛べるようになる、宇宙飛行が出来るようになる、ワープ航法が出来るようになるといった明確な目標とご褒美があるゲーム設計が秀逸です。
ワープした先には水の惑星(Water World)がありました。ロマンの塊ですが実際は陸地がほぼゼロなのでめちゃくちゃ使いにくい惑星です。このゲーム、一番重要な資源は最終的に陸地になります。
さらに35光年ほどを旅して、ついにブラックホールがある星系に突入。
仕様上ブラックホールのある星系はスタート惑星からかなり離れた遠方の座標に生成されます。35光年を一息で飛ぶにはイカロス本体の強化がかなり必要で、実際私は途中でエネルギー切れになって、前後数光年何もない空洞の宙域で進退窮まって涙目になりました。
右にブラックホール。インターステラーで見たことのある降着円盤が描画されています。実際のブラックホールがこんな風に見えるのかは分かりません。
左には最近のアップデートによって追加された敵勢力であるダークフォグのα巣。
このα巣に巣くう点みたいなのは全部敵の戦闘艦なのですが、そしてこの角度から見ると良く分かるのですが、敵の配置が平面かと思ったら立体的なんですよ。無限航路や銀河英雄伝説の陣形っぽさを感じてテンションが上がります。
現在は宇宙艦隊戦が実装途上なので、半端な装備でイカロスが巣に近づくと一瞬で溶かされてしまいますが、いずれはアップデートで戦艦などを建造して巣を駆逐出来るようになるといいなと思います。害虫は駆除しないとね。
遠くから眺めるだけの予定だったのですが、ブラックホールの高重力に吸い寄せられてα巣に突入する格好になってしまいました。もちろんこの後一瞬で昇天させられてしまいました。
興味本位でブラックホールにも接近してみました。ブラックホールを周回することでホーキング博士の実績などが得られましたが、この後イカロスの推力を最大にしてもブラックホールから抜け出せなくなって、無事に昇天させられてしまいました。宇宙怖い。
ところで実際に生身の人間がブラックホールに落ちた場合は一体どうなるでしょうね。素粒子まで分解されるその一瞬が永遠に続くのか?いやそれは観測者から見た場合の話で、当事者からすると一瞬で痛みもなく蒸発出来るのかな?エコですね。
ブラックホール星系に唯一存在する惑星には、超希少資源であるモノポール(磁気単極子)が眠っています。モノポールを採掘するためにダークフォグ軍団(妙に強い)と戦っていると、ちょうどメインルートの科学研究が完了になり、ゲームクリアになりました。
ゲームクリアおめでとう!とアナウンスはされましても、しかしまだダイソンスフィアは全然完成していません。
実際にダイソンスフィアを作り始めてから、必要とされるロケットとソーラーパネルの量の膨大さに絶望しているのが現在の状態となります。個人的に大量生産の巨大ラインというのがあまり好きじゃなくて、これまで細々とした最低限のラインしか作ってこなかったから全然資材が足りません。お話にならないレベルで足りません。
実際に宇宙に飛び出すとダイソンスフィア製作現場が目の前に展開されて様子を見守ることが出来るのが楽しいです。オープンワールドですべてがシームレスに進行するので、ゲーム画面を眺めているだけで時間を忘れてしまいます。
こんな感じです。DSPの雰囲気が伝わったでしょうか?
ジャンルとしては自動化工業ゲー・工場ゲーなのは確かなのですが、宇宙を駆け巡って探検できる、ガス惑星から資源を採れる、ワープできる、ブラックホールに吸い込まれて二進も三進もいかなくなる、などSF・4X系の要素も盛りだくさん。Stellarisのプレイ時間がすでに600時間を超えている私にとっては垂涎の作品となっております。StellarisのDLCにもダイソンスフィアが登場しますからね。ロマンだけではなく大量のエネルギーも入手できる非常に実用的な建築物です。
また、敵勢力が実装されたことでRimworldのようなタワーディフェンス的要素も追加されました。最初はイカロス本体を向かわせて迎撃するしか無いのですが、徐々に防衛ラインを構築して自動迎撃。最終的には敵基地を破壊して狩ることが出来るようになるのでなかなか楽しいです。
そんな神ゲーであるDSP唯一にして最大の欠点は、このゲームが中国製ゲームだという事です。
原神やスターレイルなどあちら製のゲームはこれまで絶対に触れてこないようにしていました。イデオロギー云々もそうですが単純にセキュリティ的な問題です。
しかしDSPは…DSPの面白さには負けてしまいました。悔しいです。
どんな人にダイソンスフィアプログラムをおすすめ出来るか
まとめです。どんな人にダイソンスフィアプログラムをおすすめ出来るか。
逆にどんな人にどんな人にダイソンスフィアプログラムをおすすめ出来ないか、プレイは非推奨か。
このゲームをプレイするのは時間に余裕のある人だけにしましょう。イカロスとの約束だゾ。
さて今回の記事はこの辺にしたいと思います。
ダイソンスフィアプログラムの面白さが伝わればよいなと思って記事にしました。しかしこの恐ろしい中毒性を持つ沼のゲームを布教する事は人様の人生を破壊せんとするに等しいので、私はとんでもない悪党なのでは…。本当に購入される時は十分にお気をつけください。
これでまだアーリーアクセス、つまり未完成品だというのだから驚きです。EAと言えばバグだらけで内容スカスカとかがあるあるとなっていますが、DSPはほんの軽く100時間以上遊べる通り、驚異的な完成度になっています。これで本製品として完成した場合には一体どうなってしまうのか…しかもお値段は2,000円と驚異的な安さです。
しかしながらDSPへの渇望はぐっと我慢して、本当にブログ更新のほうに力を入れていかねばならぬと思っています。(思っているだけ)溜まっている旅行記が多すぎる。そして旅行記を書かないと本当の意味で旅行が終わったとは言えないので現在は宙ぶらりんの状態が長く続いてずっとモヤモヤしているのです。書こう。いい加減に。
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