こんにちは。フロンティア信者のハルです。
前回の記事ではゲーミングPCを購入しようとあれこれ悩み、フロンティア(FRONTIER)の神コスパPCを注文したところまででした。
今回は注文して、いよいよ家にPCが届いた内容をご紹介します。初期設定などを行っていきます。
一連のゲーミングPC記事一覧
Core i5-9400F+GeForce GTX 1660 SUPER搭載ゲーミングPCを購入したお話 その1 前置き編
Core i5-9400F+GeForce GTX 1660 SUPER搭載ゲーミングPCの性能評価 その1 基本的な比較
この記事は2020年夏に公開した記事を、ブログ移転に合わせて更新の上、2023年冬に再公開したものです。2023年現在からすると時代遅れとなる表現などありますが、当時の貴重な記録として生暖かい目で見て頂けると幸いです。
注文~発送
さて満を持してゲーミングPCを注文したのが2020年6月16日(火)です。その時点で発送予定日は6月29日(月)でした。
二週間もかかるのはいくら何でも遅すぎます。これは余裕をもって長めに設定した結果でしょう。実際は5日くらいで発送されるはず。そう思っていた時期が私にもありました。
・
・・
・・・
~2週間後~
結局2週間まるまる待たされて、PCが発送されたのは予定通り6月29日でした。しかも定時終了後の18時になってようやく発送メールが送られてきました。
フロンティアを利用する場合はこの発送が遅いという点が難点ですね。ドスパラなら最短翌日に発送されるのにフロンティアの場合だとかなり待たされます。私も最初は故障なく届けば遅くても良いと思っていたのですが、いざ注文すると早く手元に欲しいと思うものです。
察するに、キャッシュレス還元の期限がギリギリに迫っているのでたぶん注文が増えててんてこ舞いなのでしょう。
さらにキャッシュレス還元を受けているということは中小企業なのでしょう。品質とコスパは素晴らしいものがあるので今回は許してあげます。
ただ出荷されてからはスムーズでした。6/29の17時に山口県の岩国営業所から出荷されて夜を徹して運んでもらい、日付の変わった翌6/30の夜中には関西中継センターへ。その日の夕方には配達が完了しました。物流網すごいな。
ついにPCが来た!
というわけでここからは実際に届いたつよつよPCを見てもらいましょう!
PCはめっちゃデカい段ボールに入って届きます。ノートPCの省スペースさしか知らないのでその巨大さに驚きました。ミニタワーという名前だから可愛らしいサイズなのかと思っていた。
こちらがつよつよゲーミングPCちゃん!かわいい顔してますよね。
DVDの光学ドライブは非搭載なのでシンプルな前面です。マイク入力1つ・ヘッドホン出力1つ・ USB2.0が2つです。
背面はこんな感じ。ご丁寧にモニターと接続する際の注意点が張り付けられています。
Core i5-9400Fのように、F符号付きのCPUは内臓グラフィクスを搭載していないので、別途グラボがないとモニターに何も映りません。なのでマザー側にモニターを繋がないでね、グラボ側に繋いでねという注意書きです。
今回搭載してあったグラボは、MSI製のNVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OCです。
出力端子はDVI-D x1 / HDMI2.0 x1 / DisplayPort1.4 x1で、私はHDMIに繋ぎました。1つのケーブルで音声も映像も送れるってすごい!(いつの時代の人だ)
2023年現在では、HDMI2.0のほかにDisplayPort1.4で接続したモニターをもう1つ増設してデュアルディスプレイとして運用しています。
ケーブルを繋ぐだけで特に問題なく運用出来ていますが、スリープ復帰後に音量がゼロになってスピーカーが認識しなくなることがあります。これはDisplayPortのバグらしい?
余談ですが、このPCを買うまで同じグラフィックボードでも複数のメーカーが作っていることを知りませんでした。一言にGTX1660 SUPERと言ってもMSI・玄人志向・GIGABYTなど色々なメーカーが作っているらしい。普通はどう考えてもNVIDIAさんが作ってると思いますよね。
正確に言うと、GTX 1660 SUPERというのがGPU。これはNVIDIAが作ってます。
そしてそのGTX 1660 SUPERというGPUを搭載しているボードがグラフィックボード。グラボは色々なメーカーさんが趣向を凝らしたものを作っています。
GPUとグラボは同じものかと思っていました…
背面の差し込みスロット周辺。この無骨なメカメカしさがすき。
スロットはUSB2.0x2、USB3.0 x2、USB3.1×1、USB3.1 Type-C x1。USB3.0までは知っていますがいつの間にか3.1が出ていたみたいです。
前面にUSB2.0スロットが2つ、背面にUSB系スロットが6個、合計8つもあるので差し込み口が無くて困る!なんてことはほとんど起こりえないと思います。
実際、私の場合は有線マウス+有線キーボードでUSB2.0スロットを2つ使用。あとは並列バックアップ用の外付けHDDを2つ、USB3.0スロットに接続する程度で、一番多く繋いでも5個もスロットがあれば十分という感じです。
モニター、キーボード、マウスなどを接続し、電源ケーブルを差し込み、いよいよ電源オンです!
何度パワーボタンを押してもうんともすんとも言わないのでいきなり故障かと思いましたが、本体裏にある電源スイッチがオフになっているだけでした。
つよつよPC、無事に起動です!
初期設定あれこれ
最初はWindows10の初期設定から。win10はそのままだと情報を抜かれまくるのでプライバシー設定は全部オフにしましょう。
備忘録的に、初期設定で行ったことを箇条書きしておきます。
・Windows10のライセンス認証
・プライバシー設定は全部オフ。その他Win10の余計な機能も全部オフ
・Win10プリインストールの余計なソフトウェアを全部アンインストール
・Cortana(コルタナ)の無効化
・ウイルス(Windows Update)を無効化
・Classic Shellの導入
・Windowsフォトビューアーを復活させる
・ChromeをインストールしてEdgeはポイー
・画面中央に表示されるあ aが大変不快だからオフに(IMEのプロパティから設定)
・タスクバーにドキュメントのショートカットを設置(explorer.exeを追加)
・よわよわノートPCからデータを移動
・キーボード、USBスロットの動作試験
・全力公試としての各種ベンチマークの測定
と、1日かけて色々初期設定を行いましたがおおむねスムーズに進みました。
割とすんなりノートPCの環境をそっくり移転できました。動作しないソフトもなし。初期不良等なしで完璧な状態です!ヨシ!
※今回行った各種ベンチマークの結果は別途記事を書いて紹介したいと思います。
関連記事:
ノートPCで使っていたソフトウェアもほとんど問題なく動作しました。
一つ心配だったのがデスクトップキャプチャーソフトです。私が作業やゲーム画面を録画するときに使っているキャプチャーソフトですが、内蔵GPUを持たないCPUではQSV(IntelCPUの内蔵GPUによるエンコード)が出来ないらしく動作するか不安でした。
結果としては問題なくエンコードが出来たので良かったです。
ついでにClassic Shellについて。
私は誰が何と言おうと古いと言われようが、Windows8やWindows10のタイル状のスタートメニューが気に入りません。なんですかあの気持ちの悪いタイルは。8なんか一時は電源を切ることすら出来なかったじゃないか。
ユーザーに何の断りもなく無断でUIを変えてくるマイクロソフト社は万死に値します。
そんなwin10の残念なUIをWindowsXPや7のように、洗練されて使いやすいものに変えてくれる夢のソフトがClassic Shellです。これは必須のソフトウェアです。
おまけ 自分でパーツを買って自作した場合のお値段は?
最後に余談です。
今回はBTOメーカーを通してPCを注文したわけですが、今回のスペックのPCを自分でパーツを買って自作したらどのくらいの価格になるんだろう?という素朴な疑問から、価格の検証をしたいと思います。
どのメーカーがいいとか相性とか全然知らないので全部amazonから見繕ってきた机上の空論です。動くか知りません。
CPU:intel Core i5-9400F :19,318円
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER :26,646円
RAM:16 GB (DDR4-2666) :7,480円
SSD:500GB M.2 NVMe SSD :8,273円
HDD:2 TB :7,051円
チップセット:インテル H370マザーボード :10,182円
電源:600W ATX電源 80PLUS BRONZE :6,089円
キーボード:916円
ミニタワーケース:2,982円
OS:Windows10 :17,926円
合計:106,863円 (価格は2020年6月時点)
私はこのPCを10万円ジャストで買ったので……なんてこったい!自作のほうが高くつくじゃないか!!!
この結果は意外でした。1万円くらいは自作のほうが安いものかと。というかOSが高い。バグだらけの欠陥OSのくせに2万円弱とるとか詐欺でしょこれ。
これで保証が付くんだからBTOメーカー一択ですね!
さらに余談です。同じ構成のPCを2023年12月現在で自作したらいくらかかるか調べてみました。
CPU:intel Core i5-9400F :32,334円
GPU:MSI GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OC :31,800円
RAM:16 GB (DDR4-2666) :7,180円
SSD:500GB M.2 NVMe SSD :8,384円
HDD:2 TB :7,990円
チップセット:インテル H370マザーボード :17,430円
電源:600W ATX電源 80PLUS BRONZE :7,673円
キーボード:973円
ミニタワーケース:3,900円
OS:Windows10 :17,000円
合計:134,664円 (価格は2023年12月時点)
(2020年6月時点から27,801円の値上がり)
たっか。
価格を比較すると、intel Core i5-9400Fが13,000円ほど値上がりしています。これは古いCPUゆえの入手性の問題から、まあ理解は出来ます。実際後継CPUのi5-12400Fは22,000円で買えますし。
一方GeForce GTX 1660 SUPER も、26,000円から32,000円に値上がりしています。これは単純に1600Sちゃんの優秀さゆえです。実際2023年でも1660Sを搭載したPCは現役で売られています。グラボが高騰した2021年頃には4~5万円ほどまで値上がりしていたような記憶もあります。
その他、マザーボードやミニタワーケース、電源などが満遍なく値上がりした結果、2020年時点よりも28,000円弱値上がりしているという結果になりました。ほんま紙屑JPYェ…
ということで今回はゲーミングPCを購入したお話でした。
まだゲーミングPCちゃんの全力を知らないので性能については何とも言えませんが、すでに日常動作は爆速です。
初期不良もなく10万円という大変お買い得な価格でこの高性能。非常に満足しています。安すぎると安かろう悪かろうで少し怖いものですが、現状では超コスパのPCを購入出来て大変満足しています。
最後にもう一度。フロンティアは神。
コメント