こんにちは、ハルでございます。
先日は新ゲーミングPC(超つよつよPC)をついに購入してしまった体験談(↓)の記事を書きました。
新ゲーミングPCに関する一連の記事
ドスパラで神コスパ神ゲーミングPCが発売中です Magnate MV その1 紹介編
その2 購入編
その3 構成編
性能評価その1 基本的な比較 ←いまここ
その2 起動時間・HDD・SSD編
その3 CPUベンチマーク測定テストの結果
その4 GPUベンチマーク測定テストの結果
これまで私は2020年に購入したCore i5-9400F×GeForce GTX 1660 SUPERの組み合わせのゲーミングPCを使用していました。
このPCを購入してから4年が経ち、そろそろ故障が怖くなり後継機が必要になったため、今回PCを新調したことになります。
スペックとしてはCPUがCore i5-14400F、GPUがGeForce RTX 4060 8GBです。
今回購入したPCはドスパラ(サードウェーブ)製のMagnate MVです。
私はこのPCを12万円台で購入したのですが、今確認したらSSDが500 GBに減らされてるのに159,980円に超絶値上げされていました。ついに価格設定ミスに気付いたようです。
まあ値上げと言いますが、この価格でも他のBTOメーカーと同等かやや安いくらいです。
例えば上の画像はマウスコンピューターで売られているG-Tune DG-I5G60という機種なのですが、ウチの子と同じ構成で23万円もします。誰が買うんだこれ…。
さすがに高すぎニャ
さて記事の本題に入ります。
前回もゲーミングPCを購入したのち、基本的な部分の性能評価やベンチマーク試験などを行いました。
例によって今回も行おうと思います。まずはPCの基本的な部分を見ていき、起動時間やSSDなどの性能を確認していきます。
やはり、PCの各種パーツがちゃんと動作しているかの性能試験の意味合いもあります。
なお今回この超つよつよPCと比較するのは、私がこれまで使っていた旧ゲーミングPCと、よわよわノートPCです。なにぶん9年前の製品なので、ちょっとガタの来つつある一般向けノートPCとお考え下さい。
比較するゲーミングPCとよわよわPC
新ゲーミングPC、ゲーミングPC、ノートPCの構成概略を示したのが上の図です。
全項目で今回購入したPCが圧倒しています。お値段的には+1.4万円(フロンティアは送料3,300円かかる)ですが、性能UP分と無間円安地獄の価格高騰分を考えるとコスパ的には新ゲーミングPCに分があるでしょう。
主要構成は
新ゲーミングPC:Core i5-14400F/GeForce RTX 4060/16GB
旧ゲーミングPC:Core i5-9400F/GeForce GTX 1660 SUPER/16GB
ノートPC:Core i7-5500U/AMD Radeon R7 M260/8GB
となります。
新ゲーミングPCと旧来のゲーミングPCを比較すると、ざっくり
CPUは2.5倍、GPUは1.6倍、メモリは1.1倍(DDR4とDDR5の差)、合計4.4倍高性能ということになります。
ノートPCから旧ゲーミングPCに移行した時はCPU5倍、GPU14倍、メモリ4倍の合計280倍高性能になった事を考えると、4.4倍と言うのはそれほど性能が向上しているようには見えないかも知れませんが、何しろもともとが高性能です。それにノートPCを基準にすると1,232倍高性能です。
消費電力は600 Wが650 Wに若干増えていますが、1660 SUPERの消費電力は125 Wなのに対し4060はなんと115W。性能が60%ほど上がっているにも拘わらず消費電力はむしろ下がっています。これは素晴らしい。4060は非常に優れたワットパフォーマンスを持っていると言えます。
CPUに関しては9400FのTDPが65 W。14400Fも同じく65W。ただし14400Fの最大ターボ消費電力が148 Wとなっているので、その分だけ電力に余裕を持たせてある構成なのだと思います。
コ、コアちゃん!(CPU壊れるから)電圧上げないで!
うるさいですね…(ターボブースト)
新ゲーミングPCちゃんの様子を見ていきます
さてここからは新ゲーミングPCちゃんの状態を見て行きます。
CPU:Core i5-14400F
まずはタスクマネージャーを見るときちんとCore i5-14400Fが16スレッドで稼働していることが分かります。旧PCのi5-9400Fが6コア6スレッドだったのと比べると16スレッドは暴力的ともいえるスペックです。バイオレンスです。
アイドル時なので使用率は1%。速度は1.50 Ghzという低速運転中です。
キャッシュメモリについては
L1キャッシュ:864 KB
L2キャッシュ:9.5 MB
L3キャッシュ:20.0 MB
となっています。
CPUの一番近くにあるため高速でやり取りできるのがキャッシュメモリの利点ですが、864 KBしかないL1キャッシュに一体どのようなデータを保存するのだろう…。それこそテキストデータしか保存でき無さそう。まあ画像も動画も全部0と1だと言われればそうなんですけども。
また別の記事でご紹介しますが、CPU用のベンチマーク試験を行ってCPUに全力運転をさせてみました。使用率100%、速度は3.93 GHzとなっています。
Core i5-14400Fのブーストクロック数は
・Pコアブーストクロック:4.7Ghz
・Eコアブーストクロック:3.5Ghz
となっています。MAX4.7 Ghzにしては3.93 Ghzと微妙な数字だしなんか妙に遅い…と思いますが、これは恐らく全16スレッドの平均値を取ってるのだと思います。
つまり、10コア16スレッドのうちPコアは6つ、Eコアが4つ。
まず6コア=6スレッドはすべてPコアのブーストで動くとして4.7*6=28.2
残りの10スレッドはEコアのブーストで動くとして3.5*10=35.0
28.2+35.0=63.2を16スレッドで割った相加平均が3.95 Ghzとなり、数字的にはぴったりになります。
ただよく考えると、全16スレッドのうちPコア分で6コア12スレッドあるはずなので、本来は4.7 Ghzで動くスレッドが12個あるのでは?と思いますがそれだと計算が合わないのです。謎だ……。
((4.7*12+3.5*4)/16=4.4)
GPU:GeForce RTX 4060
お次はGPU。同じくタスクマネージャーにはGeForce RTX 4060の文字が。
1660 SUPERちゃんほどのカッコよさと無敵感はありませんが、GTXからRTXになり、世代も3世代上がり、性能的には確実に進歩しています。
RTX4060はレイトレーシングとDLSS(Deep Learning Super Sampling)に対応したことで、1660 SUPERとは単純なベンチマークの数字以上の性能差があります。
i5-14400Fちゃんはディスプレイへの描画機能がありませんので、ゲーム以外の普段のデスクトップの表示なども全てRTX4060ちゃんが代行しています。
しかし高負荷のゲームなどと比べるとデスクトップ描写などは仕事のうちにも入らないのか、使用率は0%のままです。
ちなみにGPUメモリが16 GBと表示されていますがこれは嘘です。4060ちゃんのGPUメモリは8 GBしかありません。右の専用GPUメモリというのがそれになります。
では16 GBというのはどこから来るのかと言うと、専用GPUメモリの8 GBと共有GPUメモリの8 GBを足したものらしいです。共有GPUメモリと言うのは専用メモリが足りない時にPC本体のメモリから借りてくるものらしいです。
しかし動作しないことも多く、話半分に見ておくほうが良さそう。
CPUと同じく、GPUにも全力運転させてみました。
使用率100%、専用GPUメモリが7.2/8.0 GB、共有GPUメモリが0.4 /7.9 GBとなっています。やはり共有分はほとんど使われていないようです。
メモリ:16 GB (DDR5-4800)
メモリはと言うと、搭載メモリ16 GBのうちアイドル状態で4.8 GBも使用していました。これがWindows11を動かすのに必要な分になるのかな?
うーむ。ゲームによってはメモリ量が多く必要になるゲームもあるしやはり出来るのならば32 GB欲しかったですね。メモリ増設くらいなら自分で簡単に出来るらしいですけど、ケースを開けた時点で保証対象外になるので怖いです。
まあ、そもそもメモリってたくさん必要か?みたいな議論があることはあります。
データをメモリに取りに行き、無ければストレージを探すらしいですが、SSDが十分高速になったのとそもそも都合よくメモリに欲しいデータがあるのか?という疑問。まあ高画質の動画編集などには必要ですか。
インターネットの通信速度の測定
ついでなので光インターネット回線の通信速度も調べておくことにします。こちらはゲーミングPCのスペックは一切関係なく光回線の会社の性能です。
結果は下りのダウンロード速度が530 Mbpsということになりました。
ちなみにプロパイダはGMO光アクセスです。月額4,800円という安さに惹かれて契約しました。以前はNURO光だったのですが例のパケロス問題で損失を被ったにも拘わらず誠意ある対応が無かったので解約しました。
4年ほど前に測定したNURO光の通信速度が780 Mbpsでしたので、GMOはNURO光より250 Mbps遅いという結果になりました。この違いはどの程度影響が出るのでしょうか。
よく言われるインターネットを快適に使える通信速度の目安としては
と言われています。
つまり530 Mbpsも780 Mbpsもどちらも爆速には違いなく、オンラインゲームも大容量のファイルのダウンロードも問題なく、快適なインターネット環境が約束されていることになります。
最近だとちょっとしたPCゲームでも平気で10 GB、酷い場合は100 GB超のデータを送り付けてくることがあるのでネット回線の速度は重要です。まあいくらネットが早くても送信元のサーバーがポンコツならどうしようもないんですけど
通信速度に関しては別の記事でもう少し詳しく触れていく予定です。そちらの記事ではLANケーブルの長さやVPNの有無が通信速度に及ぼす影響などを比較していきたいと思います。
→関連記事:GMO光アクセス(GMOとくとくBB) 光回線の通信速度測定 VPNあり・なし LANケーブルの長さ・短さ 時間帯(朝・夜)の影響比較
今回はここまでとします。
今回の記事ではとうとう我が家にやってきた新ゲーミングPCちゃんを愛でて、まずは基本的な部分を見ていきました。
次回の記事ではOSの起動時間やHDD、SSDの性能チェックなどを行います。
新ゲーミングPCに関する一連の記事
ドスパラで神コスパ神ゲーミングPCが発売中です Magnate MV その1 紹介編
その2 購入編
その3 構成編
性能評価その1 基本的な比較 ←いまここ
その2 起動時間・HDD・SSD編
その3 CPUベンチマーク測定テストの結果
その4 GPUベンチマーク測定テストの結果
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