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北陸新幹線で鱒寿司をヤケ食い 3日目中編3【JR西日本30周年記念きっぷの旅 旅行記】

30周年3日目中編3-12旅行 travel & Journey
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こんにちは、ハルです。
先日からJR西日本30周年記念きっぷの旅の旅行記を書いております。前回は3日目中編その2として、未乗車路線であるJR城端線に乗ったのち、とんでもないトラップに引っかかった哀れなモンスターの模様をご紹介しました。(↓)

今回は中編その3です。新高岡に戻ってから北陸新幹線の完乗を目指します。

旅行経路は以下の画像の通りです。

30周年移動経路
https://www.westjr.co.jp/
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城端→新高岡

30周年3日目中編3-2

さて前回の記事で、城端駅に到着した列車がそのまま折り返し運転をするとばかり思いこんで、実は別の列車が待機していたという衝撃の事実により、乗ろうと思っていた列車を乗り逃した模様をご紹介しました。

次の列車は43分後です。少々時間があるので城端駅周辺をお散歩でも出来れば良かったのですが、そんな場合ではありません。乗るべき列車に乗れなかった影響で、以降の旅行スケジュールがズタズタになってしまいました。一から旅程を考え直しです。

30周年3日目中編3-1

ということで発車を待つキハ47の車内に戻り、今後の善後策を考えることにしました。幸い紙の時刻表を持っていたのでその場で旅程を組むのも何とか可能です。この作業はスマホではむり。

発車40分前なので誰もいない列車内。とても静かでいい雰囲気。
待合室的に開放してくれるのも嬉しい配慮です。

30周年3日目中編3-3

苦労の末、何とかそれらしい旅程を捻りだしました。結論から言うと本来は城端から氷見まで一気に乗ってしまうプランだったのですが、乗り逃した影響でこの先の氷見線のアクセスが悪く、先に北陸新幹線を片付けてしまう事にしました。

そして43分が過ぎ、城端線の列車は再び高岡方面へと折り返します。ちなみに今回はガラガラでした。

30周年3日目中編3-4

11:44 城端 発 JR城端線 普通(高岡行き)

長野県にありそうな東野尻駅に停車。この野尻と言う地名は滋賀県にもありますし、長野県には野尻湖と言う湖もあります。
野の尻ということで野が終わるところ、みたいな意味でもあるのかな?

30周年3日目中編3-5
30周年3日目中編3-6

しかし往路でも思いましたが、砺波平野の中心を貫通するためJR城端線では非常にのどかな車窓が展開されますね。
こういう田園風景のなかをまっすぐ伸びる農道の様子、大好物です。車でこんなところを走るのは、用水路にタイヤがハマって完全に詰んでしまうので絶対に御免被りますが、見るだけなら大好物。

30周年3日目中編3-7

こんなんでも駅の待合室です。
新幹線のスマートな駅を見た後なので掘っ立て小屋にしか見えません。

30周年3日目中編3-8

12:31 新高岡 着

ということで新高岡駅に戻ってきました。城端からは47分の乗車でした。相変わらず城端線の完乗はお預けです。

鱒寿司を購入

30周年3日目中編3-9

さて新高岡駅に戻ってきたわたくし。

城端駅で列車を乗り過ごした失敗にプリプリご立腹の様子です。せっかく乗ろうとして事前に夜なべして準備した旅程が全部パァになって、一から考えなおしになったので無理もありません。

30周年3日目中編3-12

旅程を考え直すのに頭を使ってお腹もすいたことですし、北陸に居るということもありますし、富山名物「ますのすし」をやけ食いすることにしましょう!!

ノラ
ノラ

なんという無駄な出費ニャ……

30周年3日目中編3-13

裏面に説明書きが書かれています。

神通川を遡上するマスと越中米を用いて作ったますのすしは、八代将軍吉宗に献上されました。食通吉宗はその見事に調和された味に絶賛し、以後富山名物として雪深い立山を越え、江戸表へ送られることが恒例となりました。

読んでいるだけでよだれが垂れそうです。ゴクリ

30周年3日目中編3-14

空腹で震える手で包装を開けると、木製の容器が竹で挟まれて固定してありました。

これ本物の竹ですよね?こだっているというかお金をかけているというか。個人的には容器にお金をかけるよりも中身にお金をかけて欲しいのですが、これはこれで雰囲気が高まって良いのかもしれません。外国人とかは喜ぶかも。

30周年3日目中編3-15

こちらが富山名物「鱒寿司」!!! 一重で1,400円也。

川魚(?)であるマスですが、魚の臭みも無く非常にあっさりとした食べやすさで、非常に美味しかったですとも。北陸を訪れた際にぜひご賞味ください。

ノラ
ノラ

しかしこんな贅沢して大丈夫かニャ?

ハル
ハル

しゃ~ない。明日から君にはちゅ~る抜きでカリカリだけで我慢して貰おう


30周年3日目中編3-11

ちなみに最速達「かがやき」号は新高岡駅に停車せずスルーします。
超スピードで駅を通過するためすごい音と振動で、おちおち駅弁を味わっていられません。まったくもう。


新高岡→上越妙高 :北陸新幹線はくたか

30周年3日目中編3-16

鱒寿司を食べて膨らんだお腹を叩いていると、上りのはくたか号がやってきました。早速乗車しましょう。ここからは未乗車区間です。

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13:10 新高岡 発 北陸新幹線 はくたか564号(東京行き)

金沢~新高岡間でも見晴らしが良いと思いましたが、新高岡以東はさらに抜群の見晴らしになってきました。
富山平野は意外と平野部が広いのですよね。京都なんかよりよほど解放感があります。冬は雪で大変な目に合うのでしょうけども。

30周年3日目中編3-19

神通川を渡河します。軽巡洋艦「神通」の由来になった富山県の神通川。

先ほど紹介した将軍吉宗が食べて絶賛したマスは、この川から採れたものだそうです。
私に食らいつくされて今はお腹の中に鎮座しているマスも、この神通川産なのかな?昔はともかくさすがに今は違うかな。

30周年3日目中編3-20

はくたか号は富山駅に到着。
私の認識では富山とはサンダーバード号で来るべきところなので何だか変な感じですが、富山県民は新幹線一本で東京まで出られるようになり大歓喜でしょう。

新幹線が開業して「これで地方にも人の流れが~」とか喜びますけど、アクセスが良くなった影響で人は都会に流出するだけという。結局新幹線とは地方の材や人を都会に吸い取るためのシステムでしかないのですよね。これ悲しい現実。

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はくたか号は滑川から魚津に入っています。
車窓左側にチラっと日本海が見えました。手前に見える観覧車はミラージュランドという遊園地にある観覧車で、ジャイアントホイールと呼ばれているそうです。

新幹線の線路からはかなり距離がありますがしっかり見えるので、近くまで行くとかなり巨大なことでしょう。たしかにジャイアントなホイールです。(なんだそれ)

30周年3日目中編3-23

はくたか号は黒部宇奈月温泉駅に到着。

北陸新幹線金沢延伸と同時に出来たばかりの出来立てほやほやの駅です。
富山地方鉄道と接続されていて、欅平へのアクセス駅になっています。最近(2024年)にはキャニオンルートという立山への新しいルートが開拓されたそうで、さぞ賑わっていることでしょう。

と思って一応調べてみると、元日の能登半島地震の影響で黒部峡谷鉄道が被害を受けてキャニオンルートの開業は延期されているそうです。なんてこったい。

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列車は黒部川を渡河します。向こうには日本海に注ぐ河口が見えます。
黒部川はかなり大きな川で巨大な扇状地を形成しています。扇状地らしい小さな石がゴロゴロとしてしている様子が見えます。
今回は車窓左の海側様子ですが、復路で車窓右の山側の様子をご紹介します。詳しくはそちらで。

30周年3日目中編3-26

さて列車が糸魚川に近づくと、海側に妙に建物が無い空虚な土地が見えてきます。
ここは恐らく、2016年に発生した「糸魚川市大規模火災」の焼け跡だと思われます。中華料理屋から発生した火災は広い範囲に延焼し、30時間も燃え続けました。

当時は強風が吹いていたことも炎症が広がった要因とされていますが、糸魚川の地理と地形を見るとまさに冬の強風が想定される地域であることが列車内からもうかがう事ができます。

30周年3日目中編3-27

そんな糸魚川駅に到着。
在来線の同じ駅に新幹線駅が併設されています。今回は通過するのみですが、後年実施した旅行では糸魚川で途中下車して暴風が吹き荒れる中、日本海を眺めるなどして凍えたことをよく覚えています。

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13:58 上越妙高 着

ということで上越妙高駅に到着。新高岡からは48分の乗車でした。は、早すぎる……!

はくたか号の終着駅は東京駅なのですが、私は上越妙高で下車します。
というのも私が持っているJR西日本30周年記念きっぷはJR西日本管区の路線しか乗れません。そしてここJR上越妙高駅が、JR西日本とJR東日本の境界駅なのですね。

よってここが私の乗れる範囲の東端であり、JR西日本管区の北陸新幹線はこれで完乗!ということになります。


という事で今回はここまでにします。

今回は鱒寿司を喰らいつくしたのち、北陸新幹線に乗って乗車できる限界の上越妙高駅までたどり着いたところまででした。

次回は再び新高岡に戻って、未乗車路線であるJR氷見線に乗っていきます。

それではまた。ご覧いただきありがとうございました!

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