こんにちは、ハルです。
今回はバイクのお話です。
前回から「40代からの初めての普通自動二輪免許(中免)取得挑戦の記録」と題して、バイクの免許を取るために教習所に通っていた記録をご紹介しております。
今回はその⑩として「「最終みきわめ」へ。絶対に卒業する! 決意の第2段階 後編」をご紹介していきます。
まずは普通自動二輪 技能教習の流れをご説明
前回の記事でもご紹介しましたが、まずは普通自動二輪免許を取得するにあたって、教習の流れをご説明します。
まず、私は普通自動車の免許をはるか古に取得済みのため、学科教習は全て免除されます。
普通自動車の場合、学科だけで26時限もあるのでこの学科がすべてスルー出来るのは非常に大きく、技能教習だけに集中できます。
その問題の技能教習ですが、普通自動二輪の場合は17時限が設定されています。
第一段階と呼ばれる基礎的な走行教習が9時間、第二段階と呼ばれる応用的な走行教習が8時間、合計で17時間になります。
というわけでまとめると
| 内容 | 時数 |
|---|---|
| 第一段階 集団教習 | 1時間 |
| 第一段階 技能教習 | 8時間 |
| 第一段階 みきわめ | - |
| 第二段階 技能教習 | 8時間 ←今回はここ |
| 第二段階 みきわめ | - ←今回はここ |
| 卒業検定☆ | – |
このような流れでもって教習が行われ、以上が私がクリアするべき難敵になります。
また、第二段階の8時間の教習の内容を詳しく書いたものが以下です。
| 第二段階 教習時数 | 教習内容 |
|---|---|
| ① | シミュレーター教習② |
| ② | ・機種転換 ・坂道発進 ←今回はここ |
| ③ | ・急制動 ←今回はここ |
| ④ | 回避 |
| ⑤ | ケーススタディ |
| ⑥+1 | シミュレーター教習③ +学科教習1時間 |
| ⑦ | 総合練習 ←今回はここ |
| ⑧ | ・第二段階 みきわめ☆ ←今回はここ |
今回の記事では「坂道発進・急制動・最終の「みきわめ」編」をダイジェスト版でご紹介していきます。

ここまでストレートで来たんだ
何としても(追加料金のかからない)8時間で一発卒業してやる!!!!!
という決意の第2段階、終章であります。
2時間目:坂道発進
さて、本日も第2段階の技能教習です。
時系列としては抱腹絶倒のシミュレーター教習②から数日後。
NX400Lとかいうクッソ扱いにくいバイクに強制的に乗り換えさせられてしょんぼりの当日のお話。今日も元気にエンストしていきましょう。
この日はNX400Lに乗り換えた当日であり、ほぼ丸々1時間がNX400Lに慣れることだけに潰されてしまったのですが、タイトな第2段階のスケジュール。新たな検定課題の坂道発進が登場します。

坂道発進とは上り坂にバイクを停車させ、その地点から一切後退をさせずにバイクを発進させることを要求される課題です。
坂道発進と言えばMT自動車の教習で苦労したことをよく覚えている方も多いでしょう。油断するとエンストしたり車が後ろに下がってしまったり。
車の場合、手順としては「フットブレーキをかける→ハンドブレーキをかける→半クラを作る→ハンドブレーキを外す」という流れで行われます。
当時の私(ピチピチ10代)は坂道発進を楽々クリア出来たので特殊課題として、ハンドブレーキ無しの坂道発進をやらされたことを覚えています。
この場合「フットブレーキをかける→ブレーキを外すと同時に瞬時に半クラを作る」という一瞬の素早い動作が要求されます。これもクリアして教官に褒められたことを今でも覚えています。
なに?AT車?あんなもんアクセルを踏むだけだから何の技能の習得にもならんわ!
閑話休題。バイクの話に戻ります。
バイクの場合も手順は車と同じです。
文字で書くとなんだか難しそうに見えますが、要は普段よりスロットルを強めに回すだけで何とかなるので、私は練習から本番まで一度も失敗しませんでした。
この坂道発進は割と鬼門になる人も多いそうです。
特に卒業検定では「連続4回のエンストでアウト」「後退(大)でアウト」という一発アウト規定が設定されているので、なかなかに緊張感のある課題です。
よくあるミスとしては、2速のまま坂道発進に挑んでしまうことでしょうか。
平地なら2速発進でもなんとかなる事もありますが、坂道発進では確実にエンストします。
停止時に確実にローに入れる癖をつけましょう。
3時間目:急制動

今日は急制動をやるぞ
いよいよ技能教習の最終検定科目の登場です。その名も急☆制☆動。
その名の通り、急激な制動(=ブレーキ)の練習です。
例えばあなたが優雅にバイクを運転中、アホなガ●が道路に飛び出してきた!あるいはボ●老人が運転するプリウスミサイルが中央線を割って突っ込んできた!
そんな時に前後ブレーキを強くかけて、バイクを急激に停止させる操作。それが急制動です。
実際にやることは簡単です。

言うは易く、行うは難し。
まずあの狭い教習所内で時速40 kmを出すのはかなりの恐怖感を伴います。
さらに狭い加速レーンで停止→40キロまで一気に速度を上げないといけないので、加速チェンジのスムーズさも要求されます。速度を維持するスロットルワークも要求されます。
これまでの練習で学んだ技能の全てを総動員するような課題です。

急制動だけはマジで危ないから真面目にやれ!!
プロテクターも付けろ
この急制動。これまでの技能教習の中で断トツ一番に危険な課題です。
何しろ速度が速い&急ブレーキなので、変な感じに転倒すれば即、怪我します。過去には教習生が大暴走して転倒、救急車を呼ぶことになった事もあったそう。
そのため普段つけている胸部プロテクターのほかに、両手両足に追加の装甲を付けることを要求されます。甲冑騎士のような外観になっています。
ということで急制動、逝ってみましょう。

うお~怖ェ~
うりゃー!!(時速35 km)

ゴラァハル!速度が遅い!!
そうなのです。教習生が急制動を行う場合、引っかかるポイントは速度不足だと思います。
私も基本的にビビリな性格なので、時速40 kmまで速度を上げることがなかなか出来ず、時速35 kmあたりでお茶を濁すことが多かったです。
しかし運転状況を示すランプの中に「時速40 km以上」を示すランプもこっそりあるみたいで、教官には指定速度が出ていない事がしっかりバレます。そのため何度も「遅い!」と指摘をされました。
何度も何度も挑戦して、ややヤケクソ気味に突入すると上手くいくことを覚えてからは急制動がお気に入りの科目になりました。急加速&急ブレーキなのでテンションが上がりますよね!?(スピード狂)
ちなみにブレーキ操作に関しては、全力ブレーキをかけずとも十分停止することが出来るので焦らず操作してください。
一応NX400LにはABS(アンチロック・ブレーキシステム)が搭載されていますが、初心者の教習生ではABSが発動するほど強くブレーキを握ることは無理だと思います。
さて、この急制動をマスターできれば、卒業検定の検定課題は全て習得したことになります。
「スラローム・クランク・S字・一本橋・坂道発進・急制動」この6種がすべてになります。
つまり新たに習う事はもはや無く、後は1つ1つの動作をいかに洗練させていけるかの慣熟練習になります。
教官の説明の仕方も「第2段階では~」「卒検では~」というものから
「免許を取ったら~」
という言い方に変化したことに気が付きました。
…………未だに自分が免許を取って、実際に公道でバイクを運転する様子など1オングストロームも想像できませんが、ともかくその”刻”は近いようです。
8時間目:第2段階 みきわめ☆
とうとうこの日が来てしまいました。第2段階のみきわめ、つまり最終教習になります。
みきわめとはつまり
「ハルが第2段階の課題をクリアしたか」
「卒業検定に進ませても良いか」
どうかを見極めるというもので、要するに第2段階の最終テストです。
本日のみきわめをクリアすれば長かったバイクの技能教習は全て終了。後は卒☆業☆検☆定を残すのみ。
ここまでご紹介してきたように第2段階の8時間の教習のうち、2時間はシミュレーターで潰れて2時間は回避・ケーススタディで潰れてしまいます。
つまり実際のバイクで練習できるのはたった4時間のみ!!!しかもNX400への乗り換え練習で2時間は潰れたので、実質、卒業検定に向けた練習は2時間しかできません。
このラスト2時間では検定を想定した練習、つまり乗車から降車まで検定コースをすべて通した本番用の練習がミッチリ行われます。
一言に乗車と言ってもいろいろやることがあります。例えば
発進前からこんなにやることがあります。
もちろん、卒検のコースは全て丸暗記している前提です。
厄介なことに卒検のコースはAコースとBコースの2種類があってどちらになるかは卒検の当日に発表されるので、どちらが来ても対応できるように2パターンを丸暗記しなくてはなりません。なんで1種類にしてくれないんや……
余談ですが卒検のコース、わずか5分ほどで走り切れるようなコースなのですが、ギアチェンジから左右確認まで、やることを全部書き出してみたら100項目以上ありました。5分で100項目をこなすのだから相当な忙しさです。
そのため入念なイメトレが本当に重要です。
お風呂に入りながら目を閉じて、バイクに乗っている想定で乗車からコース走行、後者までを脳内でシミュレーションします。私はこれを誇張では無く100回以上繰り返しました。
いよいよ最終のみきわめが始まります。

ただ今より第2段階「みきわめ」を開始する!!

ハァー!ハァー!平常心、平常心……

落ち着くんだ…
『素数』を数えて落ち着くんだ…
『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……
わたしに勇気を与えてくれる
2 , 4 , 6 , 8 , 10……
まあ実際は、第1段階のみきわめ時と比べてかなり落ち着いていたというか、入念なイメトレのかいあって、コース間違い等は無くなりました。
一時停止や右左折の指示などもOK。ウインカーの消し忘れもほぼ無くなった。
しかし最後まで問題となったのは走行課題、特に一本橋なんですよねえ。

この時点の私の課題成功率は
・スラローム:95%
・一本橋:85%
・クランク:95%
・S字:100%
・坂道発進:100%
・急制動:100%
と言った感じでした。やはり一本橋が鬼門である。
一応、成功率も85%程度まで向上しましたが、一本橋だけは最後まで運ゲー感が否めなかったです。
運ゲーを回避するために私がどういう決断をくだしたか……それはまた次の卒検記事でご紹介しましょう。
ところでみきわめも中盤になって、教官からこんなことを言われました。

ハルさあ…………半クラが出来てないよね
ちょっと半クラだけでコースを一周しろ
半クラと言えば初歩の初歩、集団教習で習うような基礎項目です。今更そんなことを言われても!
つーか私は半クラが出来てないんじゃなくて意図的にやってないの!あ!え!て!
そんな会話がありつつ、ついにみきわめの終わりが近づいてきました。教官に歩み寄ります。運命の瞬間。

それで……アノ……適性判断は……

……………………チッ

問題ない……卒検へ逝け!!

(今チッって言った?)
やった!やったぞ!
どうだクソ教官!オレはやれる!教習所も卒業できる!
もうお前にグチグチ小言を言われることもねえな!!
ということで第2段階「みきわめ」 無事に合格☆ めでたい。
次は最終回。
卒☆業☆検☆定 編
お楽しみに。
ということで今回はここまでにします。
今回は第2段階の技能教習、坂道発進・急制動、そして最終の第2段階のみきわめのお話をご紹介しました。
みきわめは無事に合格判定を頂くことが出来ました。
ここまで本当に努力してきたのでその苦労が報われて良かったですが、実はまだ何も始まっていません。最後の最後に待ち受ける関門、卒業検定。
卒検をクリア出来なければまた技能教習の段階に戻されてしまいます。卒検をクリアしてようやく、物語が動き出します。
次回、最終回をお楽しみに。
それではまた。ご覧いただきありがとうございました!

というわけで明日卒検なんスけど……
ね?言わなくても分かると思いますがこれはほんの気持ちです☆


ヘヘヘ、分かってますぜ
任せておいてくだせえ



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