こんにちは。ハルでございます。
最近、Googleアドセンスの審査に苦節6年の苦闘の末、合格した記事を書きました。
2024年現在は若干アドセンスの審査が緩く、合格しやすい状態、なのかもしれません。まあ色々粗があった私のブログが合格したくらいですから、細部までの完璧さは求められていないようです。
また前回、アドセンス合格を目指す上でよくある質問をまとめた記事を書きました。(↓)
この記事で、ネットコンテンツの収益化というものは最初の1円を稼ぐハードルが非常に高いという内容を書きました。
これらの記事を読んで
よし、我もブログを始めてみるか
と思われた方がいるかもしれません。(ここまでコピペ)
そこで今回は「他のネットコンテンツの収益化についてアドセンスと比較」をまとめてみたいと思います。
今回紹介するのはYoutubeとTwitter(X)です。
要するに
・Xと比べてアドセンスは稼ぎやすい?
・Youtubeと比べてアドセンスの収益化の難易度はどう?
というような、収益化の条件や難易度を比較してみたいというお話です。
アドセンス・Youtube・Twitterを比較
上でも述べましたが、ネットコンテンツの収益化って、最初の1円を稼ぐハードルが非常に高いと思います。
一度軌道に乗り始めれば収益額を増やしていくのはそれほど難しくない。例えば100円稼げるのを200円にアップさせるのはそれほど難しくないと思うのですが、最初の一歩、0円から1円に上げるのがとても大変だと思います。
どのくらい大変なのか、いくつかネットコンテンツを挙げて検討してみます。
例えばyoutube。例えばTwitter。この2つをアドセンスと比較してみたいと思います。
アドセンス | Youtube | ||
収益化条件 | 審査に合格 (難しめ) | ・チャンネル登録者1,000人 ・視聴時間4,000時間 | ・フォロワー数500人 ・インプレッション数500万 |
必要な経費 (+ネット代5,000円/月) | レンタルサーバー+ドメイン代 8,000円/年くらい | 特になし しいて言えば動画撮影・編集の機材代 (スマホ・PCなど) | 有料会員費 10,000円/年 |
報酬単価 (ピンキリ) | 30~40円/1クリック | 0.1円/1再生 (ピンキリです) | 0.00078円/1インプレッション (ピンキリです) |
1万アクセスごとに 稼げる金額 | 3,000円~4,000円 (クリック1%で計算) | 1,000円 | 7.8円 |
ざっとした比較をしてみました。
それぞれの項目について見ていきます。
収益化条件
アドセンス | Youtube | ||
収益化条件 | 審査に合格 (難しめ) | ・チャンネル登録者1,000人 ・視聴時間4,000時間 | ・フォロワー数500人 ・インプレッション数500万 |
収益化の条件については、まずYoutubeとTwitterは条件が数字で明確に示されていることに気付きます。
一方アドセンスは審査があり、その審査の基準は公開されていないというやや不明瞭な体制。だからアドセンスに合格した人が基準についてああでもないこうでもないと意見を述べているわけですね。(私含め)
そのため基準がキッチリ示されているYoutubeとTwitterのほうが良いのではないか…………と思うかもしれませんが、冷静によく考えてください。
この条件、クリア出来ますか?
この中で一番簡単そうなのは、Twitterのフォロワー数500人だと思います。これは個人でも十分に可能だと思います。
しかしインプレッション数500万……急に難易度上げすぎじゃないですか?しかもこれは緩和された数字で、緩和前は1,500万インプレッションが必要だったそうです。
この500万インプレッション数は直近の過去3か月の合計で必要な数字です。
単純に除算すると、1日あたり55,555インプレッションが必要です。
500万インプレッションを真っ当な方法で達成しようと思うと、フォロワー数は10万人~以上が必要になるそうです。
いや……無理でしょ。
だから真っ当でない方法、つまりインプレゾンビが蔓延ることになってしまいました。これでもうTwitterは金(しかも小銭)に目がくらんだ連中に占拠されてSNSとしては壊滅状態になってしまいました。安易なマネタイズはコンテンツを狂わせる好例だと思います。同好でワイワイやっていたのが、お金が絡んでくると途端に面白くなくなる現象です。
さて次はYoutubeです。チャンネル登録者1,000人、視聴時間4,000時間。どちらもその辺の素人にはかなり厳しい数字と言わざるを得ません。
ちょっとYoutubeで検索してみてください。チャンネル登録者1桁とか、再生数2桁とか、ゴロゴロしてます。動画投稿数100を越えていてもこういう状況の人もいるくらいです。
個人でこの条件を達成するには、地道な努力を重ねた上で幸運に恵まれるか、特殊な才能が必要だと思います。
もしくはプライベートを切り売りするかです。顔出しするなり、炎上させるなり。何も考えてないキッズならともかく、まともな人生を歩んできた社会人だとリスクが大きすぎます。
それに現在は飽和状態で、今更新規でYoutuberとしてスタートしても先行勢に勝てないのは目に見えています。
一方、アドセンスです。アドセンスは少なくとも無理難題ではありません。
合格率数%と言われる厳しい審査はありますが、少なくともYoutubeやゾンビなしTwitterの収益化条件よりははるかに現実的です。何しろ物書きでも無ければ特に文芸についての専門的な教育を受けてもいない私がクリアできたくらいですから。
必要な経費
アドセンス | Youtube | ||
必要な経費 (+ネット代5,000円/月) | レンタルサーバー+ドメイン代 8,000円/年くらい | 特になし しいて言えば動画撮影・編集の機材代 (スマホ・PCなど) | 有料会員費 10,000円/年 |
次は必要な経費です。
経費を見るとYouTubeが優秀です。収益化する場合でも有料会員(YouTube Premium)に入る必要はなく、条件さえクリアすれば完全無料で収益化できます。
ただし動画を撮影するためのカメラ(スマホ)、動画編集を行うための高性能PC、ゲーム実況ならゲーム購入費などは必要になります。
特に機材代は凝り出すと重い負担になりそうです。例えばそれなりのグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを購入するとなると、15万円~コースになります。いきなり15万円赤字からのスタートは少々厳しいですが、最悪自分用のゲーミングPCとして使えるので腐ることはありません。
アドセンスはレンタルサーバー+ドメイン代の年間8,000円くらい。
Twitterは有料会員(旧Twitter Blue)の10,280円。(スマホからだと14,300円)
特にTwitter(X)に関しては、収益化をするためにまず有料会員に入る必要があります。
稼ぎたいならまずお金を払えという本末転倒状態で、正直これはナシです。そもそもイー〇ンに一銭もお金払いたくないですね。
以上のように、初期費用が必要ないという点ではYoutubeが強く、アドセンスとtwitterが後塵を拝すことになります。
報酬単価&1万アクセスごとに稼げる金額
アドセンス | Youtube | ||
報酬単価 (ピンキリ) | 30~40円/1クリック | 0.1円/1再生 (ピンキリです) | 0.00078円/1インプレッション (ピンキリです) |
1万アクセスごとに 稼げる金額 | 3,000円~4,000円 (クリック1%で計算) | 1,000円 | 7.8円 |
次は報酬単価です。
アドセンスはよく言われている1クリックあたり30~40円という数字を採用しました。インプレッション方式でも大体このくらいの数字になります。
Youtubeに関してはYoutubeヘルプに記載されていた1再生当たり0.1円という数字を採用しました。が、実際は動画の長さや質にも左右されるそうです。これより低い数字になることも多く、1再生当たり0.05円というのもザラにあるそうです。
Twitterに関しては「X(Twitter)の収入はどのくらい稼げる?収益化の条件や方法を徹底解説!」を参考にしました。この記事内では月間インプレッションが4億の方の収益が31万円だったそうなので、単純に除算して1インプレッションあたり0.00078円としました。
これらの単価を基に、1万アクセス(再生・表示)ごとにいくら報酬を受け取れるかを計算した数字も載せています。単純に単価×10,000をしただけです。アドセンスはクリック率1%で計算しています。
アドセンス:3,000~4,000円
Youtube:500円~1,000円
Twitter:7.8円
という結果になりました。
うーん、twitterひでえ
ちゅ~るすら買えニャい……
※ちゅ~るは1本50円ほどします。たっか。
まとめ
以上がアドセンス・Youtube・Twitterの収益化について検討した結果です。まとめを行います。
アドセンス | Youtube | ||
収益化条件 | ×~△ | ×× | ×× |
必要な経費 | △ | ×~〇 | △ |
報酬単価 | 〇 | △ | × |
1万アクセスごとに 稼げる金額 | 〇 | △ | × |
手間・労力 | △ | × | ◎ |
夢があるかどうか | △ | ◎ | ? |
① アドセンス
アドセンスは相対的に一番ハードルが低く、報酬も良いと感じました。これは意外な結果でした。
初心者で一番スタートラインに立てる可能性があるのは、アドセンスだと思います。
かつ、初心者でも(そんなに多額は無理ですが)ある程度の収益は稼げる可能性が一番大きいと思います。
経費としてはレンタルサーバーとドメイン代が年間8,000円かかるのが難点ですが、文字を書くだけなので低価格のノートPCでOKで、高性能なグラフィックボード搭載のPCは必要ありません。(ゲーミングPCで執筆している私は一体……?)
②Youtube
Youtubeは収益化のための条件がかなり厳しいにも拘らず、単価は0.05円~0.1円とかなり寂しく感じます。
ただし、一番夢があると思います。何らかのきっかけでバズって爆発した時の報酬額は圧倒的かと。1000万再生で100万円ですからね。まあ個人の1,000万再生などほぼ不可能なのですが……。
そうして夢を見てYoutuberになろうとして現実を知るパターンがほとんどかと思いますが、初めから知名度のある有名人などにはかなり有利です。
③ Twitter
Twitterは年会費はかかるわ単価は酷いわで一見救いようが無いように見えます。
しかしアドセンスのようにわざわざ記事を書いたり、Youtubeのように苦労して動画を編集したりする必要が無く、ただ日常のことを呟くだけで小銭が入ってくるというのはおいしいといえば美味しい。
これも有名人が圧倒的に得をするパターンですね。Twitterで暮らしていくというのは一般人にはまず無理ですが、一方で最初から知名度のある芸能人等だと侮れない収益になると思います。
オマケ:労働と比較
オマケです。ネットコンテンツの収益化と、労働について比較します。
ネットコンテンツ | アルバイト | 社会人 | |
収益化条件 | 色々厳しい条件 | 特になし | 受験や入社試験で 競争を勝ち抜く |
必要な経費 | 年間10,000円くらい | 特になし | 特になし |
報酬単価 (ピンキリ) | 0.00078円~40円 | 1,000円~ (時給) | 2,000円~ (時給) |
1万アクセスごとに 稼げる金額 | 7.8円~4,000円 | 16万円~ (月額) | 32万円~ (月額) |
福利厚生 | なし | なし | あり |
ボーナス | なし | なし | 年間100万~200万ほど |
ストレス | 無~結構あり (人による) | ややアリ | 結構アリ |
何の才能も取りえも技能も無い人間が、企業に属して働くだけで月20~40万ほどもらえます!!
さらにボーナスも200万ほど!!うおおおやはり労働がコスパ最高!!!
ニャんだこの結論……
ということで今回はここまでにします。
今回はGoogleアドセンス・YouTube・Twitterの3種のネットサービスについて、収益化の条件や報酬額などを検証しました。
結論としては一番難易度が低く、初心者でも稼げる可能性が最も高いのはアドセンスだと判明しました。さああなたもブログを書きましょう。
最後に宣伝です。
Googleアドセンス合格を目指す段階ではレンタルサーバー+独自ドメインが圧倒的に有利です。
私も使っているConoha Wing(コノハウィング)は格安なのに高性能で非常に使いやすいレンタルサーバーで、ドメインも2つ無料で貰えるという有能っぷりなので非常にオススメです。
それではまた。ご覧いただきありがとうございました!
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