こんにちは。憤怒の化身です。
前回書いたドスパラ製PCの初期不良についての記事(↓)の続きです。
どうしようもないほど終わってるので、ドスパラサポートに連絡して修理に出しました。その模様と、発送方法や集荷方法についてご紹介できればと思います。
故障の状況

故障の詳細な状況は前回の記事で述べた通りですが、改めて。
RTX4060にあるHDMI×1、DisplayPort×3の計4つの映像出力ポートのうち、DisplayPortが故障しています。②にケーブルを繋ぐと画面に見るに堪えない砂嵐が発生。解像度も狂っています。③に至ってはケーブルを繋いでも一切何も起こりません。終わっとる。
なお前回の記事では「DisplayPortのポート①は普通に使えると思われる」とご紹介しましたが、①も故障していました。
ケーブルを接続すると、一見普通に画面が表示されます。しかし数回に1回はポート②と同じく画面に砂嵐が発生することを確認しました。
そして新たに、「DisplayPortケーブルにわずかでも触れると画面が暗転・砂嵐が発生」という次なる故障を発見しました。
皆さんのお手元のPCとディスプレイを繋ぐケーブルで試して貰いたいのですが、HDMIにせよDisplayPortにせよ、ディスプレイケーブルって画面描写中に多少強く引っ張ろうがうねうね触ろうが、何の問題もなく使用できますよね。
しかしこのポート①に繋いだケーブルは、ほんのわずかでも触れた瞬間、画面描写に異常が生じます。何なら触れずとも、私の爽やかな吐息により生じた気流でもアウトなレベルで繊細です。
ちなみに、旧PCではケーブルを引っ張ろうがうねうね触ろうが何の問題も生じません。なお新PCでも、HDMIケーブルは何をしても正常に動作します。親の仇のように強く引っ張っても問題は生じません。
これらの症状を見るに、どうもグラボ側の端子の接触不良っぽい気配もします。私は素人なので細かい事は分かりませんが……。
ドスパラの依頼で試したこと
ドスパラサポートに問い合わせた結果、修理依頼の前にまず試して欲しいことを教えられました。
実際にやったことと結果は、以下の記事をご覧ください。結論から言うと砂嵐問題に関しては全部効果はありませんでした。
ドスパラサポートに修理を依頼
上記のような経緯があり、ドスパラサポートにメールで問い合わせを行い、修理を依頼しました。
なお無償修理(保証期間内なので当たり前ですが)が行われること、BIOS更新をしていても保証対象内であること(こちらはGJ)は確認済みです。

つーわけでマジ困ってンだわ なるはやで頼むンだわ

なんだこいつ(かしこまりました。サポート窓口受付番号は〇〇です。こちらを修理申し込みフォームに入力ください)
メールの返信で「サードウェーブ製パソコン修理申込フォーム」のURLを教えて貰い、そこに情報を入力する形でネット上で修理依頼を行えるそうです。
なおドスパラウェブサイトで紹介されている修理の流れを紹介したページでは、修理依頼書をプリントアウトした上で必ず同梱するように書かれていますが、メールでは依頼書について一言も言及が無かったので、私は盛大にスルーしてしまっていることに今初めて気づきました。大丈夫かな?……大丈夫だよね。

修理申し込みフォームは上の画像のような感じです。「サポート窓口受付番号」と「パソコン製造番号」が必ず必要です。
「サポート窓口受付番号」は電話やメールでの問い合わせ時に伝えられる番号。
「パソコン製造番号」はPC筐体の後ろの部分にシールで貼ってあります。

修理規約への同意やデータに関する確認事項についても、このフォーム内で確認・承諾します。
見た感じ紙の修理依頼書とほとんど同じ内容なので、このフォームに入力することで紙の修理依頼書の代わりになるのでしょう。そうであってくれ。

データの扱いについての確認事項です。
要するに「修理ではデータの保持は一切保証しない」という意味合いです。予めバックアップを取っておきましょう。私は修理にあたって全データを削除したので元々問題なし。

「保証期間内の修理」の項目を読んでいると、気になる一文を発見しました。
「お客様によるクロックアップや、24時間以上の連続使用、高負荷ご使用に起因する故障または損傷」は無償修理の対象外、つまり有償修理になるそうです。
え……24時間以上の連続使用って、普通にやってる人多そう。私は1日1回はシャットダウンしますが、18時間くらいは平気で使用し続けます。
そして高負荷ご使用。これゲーミングPCなので、もちろん超絶高負荷でのご使用を前提としたPCです。
ゲーミングPCで連続+高負荷使用って当たり前の運用方法だと思うので、ちょっと厳しすぎるというかなんというか。クロックアップについては有償対応になるのは当然ですけども。

ということで無事に無償修理の受付を行いました。
なおこのフォームには「現在起こっている不具合の内容」や「修理依頼の詳細」について記述する欄は一切ありませんでした。

大丈夫なンか?

なんだこいつ(メールでのお問い合わせ時にお知らせ頂いた内容を修理部門に引き継ぎますのでご安心ください)
ドスパラ修理センターに着払いで送ってくれとのこと→どうやって?

フォームへの入力が終わりましたらドスパラ修理センターに着払いにてPCを送ってください
なお「ヤマト運輸」か「佐川急便」限定です。

えっ……どうやって?
何となく私の事前のイメージでは
「修理を依頼→ドスパラのほうで運送業者に集荷を要請→待っていれば家に取りに来てくれる」
という流れを想像していました。
しかし実際にはフォームに入力したらすぐに「んじゃ送って頂戴」と言われてやや困惑。
・郵便局が利用NG
・ヤマト運輸や佐川急便の営業所から発送するのか?
・でも車ないしどうやってPCを運ぶんだよ!
皆様も、メ〇カリやヤフ〇クでヤマト運輸の提供するサービスを利用したことは多いと思いますが、それってほとんどポストやコンビニからの発送じゃないでしょうか。いざ営業所から発送せよと言われるとちょっと面食らいません?私がその状態でした。
郵便局なら全国津々浦々にいっぱいあるし便利なのですが、ヤマト運輸の営業所となると……
(※今調べたらヤマト運輸の営業所は京都市内だけでも15か所くらいありました。実はめっちゃたくさんあった……)
そこで便利なのが荷物を家まで取りに来てくれる、集荷サービスです。こちらをご紹介しましょう。
ヤマト運輸の集荷サービスを利用した
私はこれまで一度も利用したことが無かったのですが、ヤマト運輸には集荷サービスというものがあります。お電話一本で家まで荷物を取りに来てくれる優れもの!もちろんWebからも利用可能です。
実は私もよく使っている「クロネコメンバーズ」のメニューから、集荷依頼が出来るそうです。送り状も不要!!これは便利。早速やっていきましょう。
無料で入れるヤマト運輸の会員サービスです。
これに情報を登録しておくと、荷物が届く前に「明日〇〇からの荷物を配達しまっせ!」など、予めメールをくれるのでめっちゃ便利。その場で時間指定や置き配指定も出来ます。Amazon使いまくってる私には必須のサービス。再配達は私にもあちらにも不幸しか無いので置き配出来るのは本当に助かります。

というわけでクロネコメンバーズにログインして、「荷物を送る」メニューから集荷を依頼します。
ご利用サービスは「宅急便」を選択。右端に「パソコン宅急便」というサービスもあってうっかりこちらを選びそうになります。
これはPC梱包用の専用資材を配達員さんが持ってきてくれてその場で厳重に梱包までしてくれるそうですが、ヤマトさんのページを見る限り「ノートパソコン」や「液晶モニタ」「インクジェットプリンター」など、比較的小型の情報機器が想定されているっぽい。
ミニタワーのPCってミニという名前に反してめっちゃデカいので箱に入るか心配ですし、その場で梱包してもらうのもやや申し訳ないしあと家に人を上げるのが面倒くさいので、ここは普通の宅急便を選びます。
発送方法も「発払い」「着払い」を選択可能です。今回は無償修理なので着払いを選択。

ここからすべてを入力可能です。送り先、集荷の希望日時、配送の希望日時も選択可能。
なお私のように送り状の用意が無い方は、この申し込みフォームからドスパラの住所を入力するだけで自動的に送り状が出力され、配達員さんが持ってきてくれます。便利だ。
というわけで情報を入力し、無事に集荷依頼完了!早速翌日に来てもらうことにしました。

ちわーす。ヤマト運輸でーす
時間通りに来てくれました。梱包済みなのでPCを封印した箱を渡すだけです。

箱でっか!えーと……(サイズを測定)
送料2,700円です^^

たっか!
……っていうか着払いです

エッ!あ、これは失礼しました。それではお預かりしますね~
危うくお金をぼったくられそうになりましたが、無事に集荷して貰って、ドスパラ修理センターに送ってもらえました。
さらば新PCちゃん。直して貰って元気になって帰っておいで。
PCを修理に出す前にやること
最後に、PCを修理に出すにあたって私が行ったことをご紹介しておきます。
① PCのPIN・パスワードの解除
PCを修理に出す際は修理センターでの動作確認のためにPIN・パスワードを解除することが望ましいそうです。解除しない場合でも修理申し込みフォームにパスワードを書かないといけないのでどうせ同じこと。パスワードが外部に漏れる可能性を考えると、発送前に解除しておきましょう。
② 個人情報削除
修理センターではPCの中を見られます。ドスパラを信用していないわけではないですが(いや全く信用してないけどね)個人情報各種はすべて削除しておきましょう。
ちなみにマイナンバー関連の情報がPCの中にあると、ドスパラは修理を拒否して送り返してくるそう。こちらも忘れず消しておきましょう。まあ消しても簡単に復元できるんですけどね……
③ ブラウザのログアウト
デスクトップのマル秘ファイルなどの削除は忘れないでしょうが、忘れがちなのはブラウザです。
例えばお使いのそこのChrome。そのままだとGoogleアカウントやGmailにログイン出来て情報が全部漏れます。例えば証券会社。ログインIDもパスワードも全部保存されているので誰でもログインできます。さすがに出金時などにはsmsのワンタイムパスワードが必要ですが、口座の中身などは全部見られちゃいます。ネット銀行、amazonなどのショッピングサイト、クレカ関連、私で言うとブログ(wordpress)へのアクセス権など。そのままだと全部第三者がログイン出来る状態です。
全部消しておきましょう……と言いたいところですが、実際のところ全部消すのは現実的ではありません。だからPCの修理って嫌なんですよ。今回はほとんど使用していない起動したてのおニューPCだったから良かったものの、今この記事を書いている旧PCは、もうどこに個人情報があるかすら把握できないので修理に出せません。
ということで今回はここまでにします。
今回はドスパラの新ゲーミングPCで初期不良が見つかり、ドスパラに送り返した記事でした。送り返すにしても問い合わせや集荷・梱包などやることは多く、なかなかに骨の折れる作業でした。
現在の状況は、ドスパラ修理センターに到着して数日経った状況で、この件は現在進行形です。しかしドスパラからは何の連絡もありません……。せめて修理センターで不具合が再現出来ているかだけでも教えて欲しい。
これで「ウチでは再現出来なかったのでそのまま送り返しますね~」とか言われたらもう……。
それではまた。ご覧いただきありがとうございした!
(↑)続きです。KUSOが。
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