前回の記事ではゲーミングPCを購入して約4年が経ち、主にHDDとSSDについての経年劣化についてご紹介しました。
今回は引き続き経年劣化について見ていきます。今回はCPUとGPUの経年劣化について、ベンチマークソフトを用いながら見ていきます。
一連のゲーミングPC記事一覧
Core i5-9400F+GeForce GTX 1660 SUPER搭載ゲーミングPCを購入したお話 その1 前置き編
Core i5-9400F+GeForce GTX 1660 SUPER搭載ゲーミングPCの性能評価 その1 基本的な比較
Cinebench R20 のベンチマーク比較
それでは次はCPUの劣化状況を見て行きましょう。
4年前にも測定したCinebench R20のベンチマークを再度測定して比較していきます。
こちらはCPUのベンチマークソフトです。
まずはマルチコア性能。左が4年前、右が今回です。
4年前:2,335
今回:2,358
以上のように4年前と今回ではベンチマークのスコアには全く差がありませんでした。
むしろ若干ではありますが数値が良くなってます(笑)
次はシングルコア性能です。左が4年前、右が今回です。
4年前:420
今回:418
シングルコア性能も同様に、4年前と同じスコアを記録しました。
これは意外な結果でした。
前の記事で紹介した通りHDDやSSDには明確な劣化が見られていたので、CPUにも何かしらあるのかとばかり思っていました。
Core i5-9400Fちゃん優秀ですね!
3DMark Time Spyのベンチマーク比較
今度はGPUの経年劣化について見ていきます。
4年前にも測定した3DMark Time Spyのベンチマークを再度測定して比較していきます。
こちらはGPUのベンチマークソフトです。
上が4年前、下が今回です。
4年前:グラフィクススコア6,012、CPUスコア5,374、総合5,906
今回:グラフィクススコア6,033、CPUスコア5,394、総合5,927
と、CPUに引き続き若干ですが4年前よりベンチマークの結果は良くなっていました!なんで(笑)
結果自体は微妙に改善していて良かったのですが、4年前も行った他のユーザーとの比較では散々でした。
こちらがその結果です。総合スコア5,927は2023年現行のゲーミングPCに大きく突き放されています。
2023年ゲーミングPC:16,937
2023年ゲーミングノート:11,619
(予算が無い人用の)2023年ゲーミングPC:10,069
我が神ゲーミングPCちゃん:5,927
2023年オフィス用PC:1,671
この4年でPCの性能はますます向上しました。
2020年当時はミドル帯で超コスパを誇っていた我がゲーミングPCちゃんも、何ならオフィス用のPCにもそのうち追い付かれてしまいそうなほど没落してしまっています。とても悲しい。
ちなみに2023年現行のゲーミングPCの構成は
AMD Ryzen7 7700X
NVIDIA Geforce RTX 4070
が想定されているそうです。
Ryzen7 7700Xは8コア16スレッドで最大ブーストクロックは5.4GHz。
Geforce RTX 4070も我が1660 Superからすると4世代上なのでそりゃあ勝負になりません。
ちなみに予算が無い人用の2023年ゲーミングPCの構成は
Intel Core i3-13100
AMD Radeon RX 7600
が想定されているそうです。ついにi3にすら負けちゃいました。
まあ我がi5-9400Fちゃんが第7世代以前のCPUをすべて駆逐したように、第9世代i5が第13世代i3に勝てるはずもありませんて。現実は非情である。
3DMark Fire Strikeのベンチマーク比較
同じく4年前にも測定した3DMark Fire Strikeのベンチマークを再度測定して比較していきます。
こちらもGPUのベンチマークソフトです。
上が4年前、下が今回です。
4年前:グラフィクススコア15,854、物理スコア12,398、総合スコア6,990、まとめると13,566
今回:グラフィクススコア16,175、物理スコア12,475、総合スコア7,070、まとめると13,786
先ほどのTime Spyと同様に、むしろ今回のほうがスコアが良くなっています。
なんですか、GTX 1660 Superは時間が経つほど性能が向上するんですか(笑)
Fire Strikeベンチマークも、Time Spyと同じく他のユーザーとの比較も行えます。
まあ結果は散々です。
2023年現行のゲーミングPCが37,344。我がPCちゃんが13,786。さすがに勝負になりません。
まとめ
以上がSSD/HDDの性能評価と、ベンチマークの比較結果になります。
まとめを行うと
① SSDとHDD→健康状態は問題ないが、徐々に劣化して速度が落ちてきている
② CPUのベンチマーク→劣化なし。3年半前と同じく快速で動いている
③ GPUのベンチマーク→劣化なしどころか微妙に改善。3年半前と同じく爆速で動いている
という感じになりました。ストレージ関連については劣化が明確に目立つ結果になりましたが、消耗品なので仕方のない側面もあります。
一方でCPUとGPUは何の問題もありませんでした。
実際、ゲームをプレイする上では何の問題もなく爆速で動き続けてくれています。GTX 1660 Superちゃんはやはり優秀という感想になりました。
一切不安定さもなく、故障もなく、こちらの意図した通りに4年間動き続けてくれているゲーミングPCちゃん。やはり最高です。
結論:フロンティアは神
追記:そろそろ後継機の購入を考えてます
追記です。
そんなかわゆいゲーミングPCちゃんですが、前述した通りエンコードにゲームにと高負荷の作業ばかりで、4年という時間以上に故障のリスクは高くなってきていると思います。
今のところ数字上の不安要素はないけど、正直いつ故障してもおかしくない状態かなと。
このゲーミングPCちゃんではゲームだけではなくブログの執筆作業や資産運用も行っているので、万が一突然死されると非常にまずい。大変に困る事態に追い込まれます。
いつの日か故障する前に、新しい環境に移っておきたいところ。
そこでそろそろ後継機の購入も視野に入れて、フロンティアのウェブサイトを日々監視する業務を行っています。
スペックとしてはCore i5-13400×GeForce RTX 3060 Tiか、Core i5-13400×GeForce RTX 4060の組み合わせを考えてます。
3060 Tiか4060かは非常に悩ましい判断になります。本当はRTX 4060 Tiが良いけどちょっと予算オーバー。
しかし最近のスタグフレーションと円安の影響でPCを買うには全く適していない相場環境のように思います。
Core i5-13400×GeForce RTX 4060の組み合わせで135,000円。お買い得ではあるんだけれども、今のゲーミングPCちゃんがさらに2 TBのHDDまでついて10万円しなかったのを考えると14万円は高いなあと…。
(今見たらさらに値上げされてる!クッソ!)
ところでドスパラやフロンティアのウェブサイトを見ていると、2023年も終わろうとしている今になってもGeForce GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCが現役で売られていることに驚かされます。1660 Superちゃんがコスパに優れた神グラボというという事の証なのでしょうね。
ということで、今回はここまでとします。
ゲーミングPC関連の記事を8記事ほど連続して書いて来ましたが、今回が最終回になります。
次からは基本に立ち返って旅行記関係の記事を執筆したいところ…!
それではまた次の記事にて。ご覧いただきありがとうございました。
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