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特急スーパーおきと日本海の景色 2日目中編2【JR西日本30周年記念きっぷの旅 旅行記】

30周年2日目中編2-31旅行 travel & Journey
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こんにちは、ハルです。
先日からJR西日本30周年記念きっぷの旅の旅行記を書いております。前回は2日目中編1として500系新幹線に乗ろうと画策するも急病人が発生した影響をモロに被って結局乗れなかった記録をご紹介しました。(↓)

今回は中編その2です。新山口から特急スーパーおき号に乗って山陰本線を東進。日本海の景色を堪能します!

旅行経路は以下の画像の通りです。

30周年移動経路
https://www.westjr.co.jp/
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新山口→益田 :特急スーパーおき

30周年2日目中編2-1

12:53 新山口 発 JR山口線・山陰本線直通 特急スーパーおき4号(鳥取行き)

前回の記事では新山口駅の在来線ホームに移動したところまででした。それではいよいよ特急スーパーおき号に乗車しましょう!

特急名は島根県沖合に浮かぶ隠岐から。
車両はキハ187系と呼ばれる気動車です。写真では編成が長いように見えますが、指定席2両、自由席1両のたった3両編成です。
しかもこれは2017年の話で、2024年現在は2両編成がデフォルトらしいです。ほ、北海道でも4両くらい繋ぐのに……!

30周年2日目中編2-3

おき号は「んせんおだゆ駅」に到着。……湯田温泉駅です。
なんか駅名標がインパクトある書体で大書されています。何故だか右から読むのも、ちょっと歴史をさかのぼったような感じ。ここだけ戦前かな?

30周年2日目中編2-4

山口駅の駅名標に至ってはもう読むことすら困難です。

ち ぞ  や ……?

30周年2日目中編2-5

列車は山口線を快走します。
間もなく長門峡。長門峡って「ながときょう」じゃなくて「ちょうもんきょう」って読むんだ……知らなかった!

30周年2日目中編2-6

山口線は中国山地の谷間部分に敷設されているため、わずかな谷間をくねるように進みます。
両サイドに山々が迫っていて、見た目はまさにV字谷という感じ。

30周年2日目中編2-7

V字谷ということで、やはり谷間には川が流れています。
写真は阿武川(あぶがわ)。阿武隈川とはまた別物です。

30周年2日目中編2-2

さて車窓は山ばかりなので、この辺でお昼ごはんにするとしましょう。
今日の昼食は先ほど新山口駅で購入した駅弁「大関むすび」です。670円也。

横には「山のお弁当788円」「夫婦あなごめし1,150円」などもありましたが、一番安いお弁当にしました。ペラペラの財布を握りしめた乏しい予算なので仕方ありません。

しかし列車内で食べる駅弁というのは非常においしい。冷静に考えればただの冷えた弁当なのに、どうしてここまでうまいのか!これってトリビアになりませんか?

30周年2日目中編2-8

駅弁に舌鼓を打っているとスーパーおき号は益田駅に到着。
益田は島根県の日本海側の一大都市ですが、人口はなんと45,003人しかいないそうです。ただのド田舎でしたか。

益田からスーパーおき号は山陰本線に入り、日本海側を進んでいきます。
つまりこれでJR山口線は完乗達成!

益田→出雲市 :特急スーパーおき

30周年2日目中編2-11

便宜上項目を分けていますが、引き続きスーパーおき号に乗車中です。
山陰本線に入ってすぐ、車窓左手には海が見えてきます。日本海!

30周年2日目中編2-10

沖合には小さな島が見え始めています。
あの島は高島。写真でも白い灯台(高島灯台)が見えています。
以前は人が住んでいて学校(分教場)もあったほど栄えたそうですが、災害の影響で島の外へ移住。現在は無人島のようです。

30周年2日目中編2-9

水平線を眺望!!
JRおすすめ路線を紹介した記事でも山陰本線を取り上げましたが、山陰本線は広々とした日本海を存分に眺められる路線です。冬の日本海だと非常に荒々しいのですが、今は10月なので穏やかな青い海が目を楽しませてくれます。

30周年2日目中編2-12

列車は石見津田駅に到着。
石見なのに「いわ」みと読むややこしい駅名ですが、有名な石見銀山の読み方と一緒です。石見銀山も後で出てきます。

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石見津田からはなかなかイチオシの車窓が展開されます。
海が見えるのもそうなのですが

30周年2日目中編2-15

このように集落が見えるのです。
海沿いの入り江や身を寄せ合って並ぶ集落などの風景は大好物なので、天気の良さも相まって非常にいい感じ。石州瓦の赤さも好ましい。

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このように小さな漁港も見えてさらにテンションが上がってきます。
地図と見比べると益田市の大浜漁港だと思われます。

30周年2日目中編2-18

列車は鎌手駅に到着。
ここからはまた車窓から見える海の感じが変わります。

30周年2日目中編2-19

というのも、今度は荒々しい岩礁や岩場が立ち並ぶ海岸線になります。
もともと山陰本線は奇岩が有名で、厳しい日本海の荒波に削られた岩の姿を車窓からでも観察することが出来ます。たしかに波の厳しさが伝わってくるような岩々。

30周年2日目中編2-20
30周年2日目中編2-31

列車は三保三隅駅に到着。
三保三隅からは巨岩奇岩のごつごつした海岸線から一転して、白い砂浜に波が打ち寄せる穏やかな海岸線が展開されます。
わずかな距離の移動でここまで海岸線の様子が変化するのだから面白いです。砂浜という地形はどうやって形成されるのだろう。やはり河川の影響?

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この赤い石州瓦の向こうに見える青い海とまっすぐの水平線……とてもイイ!

30周年2日目中編2-23

さてこのあたりでスーパーおき号の車内の様子でもご紹介しましょう。
途中の江津駅から大量のお客さんが乗車してきて、車内は一気に混雑してきました。江津と言えば(今は亡き)JR三江線との分岐駅なので、三江線からのお客さんでしょうか。

山陰地方には新幹線が無いため、観光客もビジネス客も特急を利用します。スーパーおき号の旅客需要は侮れないものがあるようです。

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列車は温泉津駅に到着。
温泉の津と書くだけあって、温泉が湧き出る港町です。石見銀山から銀を運ぶ際に温泉も利用されていたそうで、温泉愛好家の中では人気の高いスポットだそう。

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温泉津駅の次は大田市駅に停車します。

世界遺産「石見銀山」と大書してある看板が設置してある通り、有名な石見銀山へのバスが発着する駅で、観光客もたくさん乗車してきます。スーパーおき号もますます混雑してきました。

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また少し海岸線の様子が変化し、今度は水面下に沈んだ岩礁=暗礁がゴロゴロ転がっているような様子が見て取れます。
妙に丸っこい岩もあれば、洗濯板のように奇妙に平らに磨かれたような岩も見えます。たぶん波の作用だと思うのですが見ていて面白い。

30周年2日目中編2-29

しかし眼下に目をやると、かなり怖い
海岸段丘のような崖の上を走っているのと、ガードレールが無いのとでかなりスリルのある車窓です。地震でも起こってうっかり脱線したらまず助からないような高度差です。

30周年2日目中編2-30

16:12 出雲市

スリルある車窓に肝を冷やしていると、スーパーおき号は出雲市駅に到着しました。

新山口駅からは3時間10分の長旅。しかし実はスーパーおき号の終着駅は鳥取なので、旅はまだ半分を少し過ぎたところという程度。

終着まで乗りたかったのですが、残念ながら私はここで下車します。実際、出雲市駅を境にお客さんの大半が入れ替わっているような感じでした。出雲は出雲大社などもある一大観光地ですもんね。


というところで今回はここまでにします。

今回は特急スーパーおき号に乗車!天気がめちゃくちゃ良かったこともあって非常に美しい日本海の車窓を楽しめました。

次回は出雲市駅から特急やくもに乗って伯備線へ。京都への帰路につきます。

それではまた。ご覧いただきありがとうございました!

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