こんにちは、ハルです。
今回はバイクのお話です。
今回は昔からこっそり気になっていた原付二種ですが、少しやる気が出てきて普通二輪免許の取得を画策中です。実際に実現するかはかなり怪しいですが、ともかく調べた備忘録あれこれを忘れないようにここにメモしておきます。
なお私は自動車に関しては8トン限定準中型免許を持っていますが(勝手にアップグレードされてた)、バイクは原付すら乗ったことがありません。バイクの操作の仕方など一切知りません。そんな状態です。
原付が生産終了!……原付二種が気になる
すでに大きなニュースになっているのでご存知の方も多いでしょうが、街で見かける原動機付自転車、いわゆる原付の新規生産が終了してしまいます。
50cc以下の原動機付自転車いわゆる「原付」はこの10月で生産が終了します。
■新基準の原付バイクが発売予定も 女性や高齢者には運転しづらい可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb92c0d262bdb3b47fd647110529a687a672a659
生産終了の背景には、来月から施行される「排気ガス規制」があります。
新たに施行される排ガス規制に対し、現行の原付では対応できないというのが生産終了の理由だそう。
私は原付には一切乗らないので「ほーん」という感想しかありませんが、田舎では原付が高校生の通学手段として使われることもあるので影響は結構大きそう。
さてこのニュースを見ていて、そういえば昔から原付二種に興味があることを思い出しました。
皆様は原付二種という存在をご存知でしょうか。
いわゆる原付は正式には原付一種と呼ばれておりますが、原付二種というのは原付一種よりも大型で高速を出せる二輪車のことを指します。次項でその違いをご紹介します。

ちなみに原付二種が一体どんな外見なのかですが、上のようないかにも原付・スクーターと呼ばれる(正直ダサい)見た目のバイクもありますが

こんな感じの、どう見てもスポーツ用のバイクも実は原付二種なのです。
これが原動機付自転車に見えますか?か、カッチョイイ……。
原付一種と原付二種、普通二輪の違い
前項でも述べましたが、原付一種と原付二種の違いは「排気量」と「最高速度」にあります。
原付一種:50 cc以下 ・法定速度30 km/h
原付二種:50 cc~125 cc ・法定速度60 km/h
(オマケ) 普通二輪:125 cc~400 cc ・法定速度60 km/h
もう少し詳しく比較をしてみます。
原付一種 (50 cc以下) | 原付二種 (50~125 cc) | 普通~大型二輪 (125~ cc) | |
---|---|---|---|
法定速度 | 30 km/h | 60 km/h | 60 km/h |
二人乗り | × | 〇 | 〇 |
二段階右折 | 必要 | 不要 | 不要 |
高速道路 | × | × | 〇 |
上記のように原付二種とは、原付一種と普通二輪(いわゆるオートバイ)の中間に位置する存在であることが分かって頂けると思います。
原付二種は二人乗りが可能で二段階右折の必要はないが、高速道路は走行できない。
しかし最高速度60 km/hというのは普通自動車や普通二輪と同様なので、街乗りをするにあたって十分な速度を出せることを意味します。
原付一種は近所の買い物や通学通勤などの軽い用途がメインですが、
原付二種となるとツーリングと呼ばれるようなちょっとした遠出をすることも視野に入ってくる、そんな存在です。
昔からこの原付二種の存在は知っていて、実は結構気になっていました。
旅行好きの私ですがほぼ鉄道一点張りの状態なので、鉄道の通っていない地域を訪れることが出来ない。
それにFIRE後は日本一周の野望もこっそり秘めているので、お手軽な原付二種で色々とお出かけすることに興味があります。
そりゃ車のほうが便利なのは間違いないですがお車は維持費が高いので、格安で手軽にあちこち行ける原付二種が魅力的に見えるのです。
そこで今回は、原付二種について調べたことをここにメモしておこうと思います。
個人的備忘録なのでまとまっていない上に何の参考にもならないかもしれませんが、どうか生暖かく見ていただければと思います。
原付二種について調べたことあれこれ
バイクの免許制度について
まずはバイクの免許制度について。
原付一種 (50 cc以下) | 原付二種 (50~125 cc) | 普通二輪 (125~400 cc) | 大型二輪 (400cc~) | |
---|---|---|---|---|
① 原付免許 (+普通自動車免許) | 〇 | × | × | × |
② 小型限定普通二輪免許 | 〇 | 〇 | × | × |
③ 普通二輪免許 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
④ 大型二輪免許 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ご覧のような感じになっております。
下に行くほど高級な免許になっていて、最強の大型二輪免許を持っていればあらゆるバイクに乗れます。
私が興味のある原付二種に乗りたい場合は、②の小型限定普通二輪免許が該当します。
しかし!しかしですね。
いろいろ調べていると②の小型限定普通二輪免許よりも、いっそ③ の普通二輪免許を取得したほうが良さそうなことに気が付きました。
普通二輪免許のほうがお得感がある
ここで②小型限定普通二輪免許と③普通二輪免許の取得の際に必要な教習料金を比較してみます。
教習料金 | 技能時限数 | 学科時限数 | |
---|---|---|---|
②小型限定普通二輪免許 | 110,000円 | 8時間 | 1時間 |
③普通二輪免許 | 110,000円 | 17時間 | 1時間 |

お気づきだろうか……②と③で教習料金が一緒!
上に示したように、②と③で教習料金に差がありません。まあ技能の必要時間は倍以上必要なんですけどね。
それならより大型のバイクも乗ることのできる③の自動二輪免許のほうが絶対得でしょ!!
……え?教習?
教習はもちろん必要です。普通自動車の免許を取ったときと同じように教習所に通って技能教習を受ける必要があります。
教習と免許試験については次項にて。
免許交付にあたり学科試験は免除!
皆様も若かりし頃、必死こいて教習所に通って技能と学科のお勉強をしたことを覚えておいででしょう。
参考に免許なしの一般ピーポーが普通自動車一種免許を取得する場合のフローチャートですが
免許なしの人 | |
---|---|
第一段階 | 学科 10時間 |
技能 9時間 | |
(仮免効果測定) | ↓必要↓ |
第二段階 | 学科16時間 応急救護 |
技能10時間 高速教習 | |
(卒業前効果測定) | ↓必要↓ |
卒業検定 | ↓必要↓ |
運転免許場での 学科試験 | ↓必要↓ |
免許交付 |
このような果てしない技能・学科試験をこなす必要があります。我ながらよく免許取ったな……。
どうしてこんなに苦労をして教習所に通うのかと言うと教習所を卒業することで運転免許場での実技試験が免除となるのが理由ですが、その場合でも学科試験は必ず受けなくてはなりません。
私は当然一発合格でしたが、中には苦戦したという方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに合格率は75%ほどです。
さて話を本題に戻して、仮に今の私が③普通二輪免許を取得する場合のフローチャートです。
普通自動車免許を 持っている人 | |
---|---|
第一段階 | 学科 免除! |
技能 9時間 | |
(仮免効果測定) | 免除! |
第二段階 | 学科 1時間だけ 応急救護 免除! |
技能 8時間 | |
(卒業前効果測定) | 免除! |
卒業検定 | ↓必要↓ |
運転免許場での学科試験 | 免除! |
免許交付 |
ご覧のように免除免除免除ォ!の嵐です。
学科関係はほぼ免除され、運転免許場での学科試験すら免除です。教習所の卒業の実技試験さえパスすれば、免許が取得できます。
うーむ。ここにきて「すでに普通免許を取得している」という事実の凄まじい神通力を再認識したところです。
このようにすでに普通免許を持っている方が③普通二輪免許を取得する場合は、ほぼ技能教習だけに集中すれば良いので、昔苦労したことと比較してかなり楽なことが分かります。
教習では路上教習は存在しない
これ調べていてかなり驚いた事なのですが
自動二輪の教習において、路上教習は存在しません。
すべての教習を教習所内だけで行います。
……信じられないですよね。でもそうなのです。
これは自動車の教習の場合は横に偉そうな指導教官が乗っていて、万が一の場合はブレーキをかけるなどをして事故を防止することが出来ますが、バイクの場合はそれが出来ない。
未熟なドライバー1人による路上教習は非常に危険なので、常に教習所内だけで教習を行うそうです。
……こちらとしては楽でいいのだけど、免許取得後は路上の経験ゼロの状態で実際の路上に出るわけで、かえって危なくないだろうか……?
まあ何かあった場合に教習所が責任を取れないという責任逃れが理由なのでしょう。
自動二輪はAT限定免許よりMT免許が良い
お次はトランスミッション(変速機構)について。
普通自動車でもAT限定免許(オートマ)とMT免許(マニュアル)があると思いますが、この話です。
普通自動車に関してはMTはほぼ絶滅状態で、AT限定免許ですべての事が済んでしまう状況だと思うので、MT免許はただの物好きが取る教習料金が高いだけで何の役にも立たない産業廃棄物に成り下がっています。
しかしバイクにおいては、圧倒的にMT免許がオススメされるそうです。
・ATのバイクもあるけど数が少ない(上にダサい)
・ATのほうが逆に難しい(低速時の挙動など)
・ATでもMTでも料金は変わらない
・MTは操縦している感覚がとても楽しい
・MTは技能的にも高度な技術を習得できる
上に載せたカッチョいいスポーツバイクなどは全部MTです。
ということでもし私が本当に免許を取る場合は、MT免許を取ることになりそうです。
原付二種は車検が必要無い
これも今回調べて初めて知って驚いたのですが、原付二種は車検が必要ありません。
何なら普通二輪でも車検が必要ない場合があります。
道路運送車両法におけるバイクはエンジンの総排気量が125cc以下の「原動機付自転車」、125~250cc以下の「二輪の軽自動車(軽二輪)」、251cc以上の「二輪の小型自動車(小型二輪)」の三つに分類されており、このうち小型二輪には車検が必要です。
250cc以下の軽二輪は道路運送車両法によって「検査対象外軽自動車」と規定されているため車検の必要はなく、原動機付自転車に関しても道路運送車両法が定める自動車に該当しないため車検はありません。
https://www.8190.jp/bikelifelab/notes/maintenance/motorcycle-vehicle-inspection/
ということで
原付一種:車検必要なし
原付二種:車検必要なし
軽二輪(~250 cc):車検必要なし
小型二輪以上(251 cc~):車検必要
となりますので、原付二種は車検の必要なし!車検は手間も時間もかかる上にとってもお金が高いので非常にありがたい事実です。
ちなみに原付二種のお値段はおいくら万円……?
最後にお金のお話です。
先ほど11万円ポッキリでバイクの免許が手に入ると言いましたが、実際には免許を取って終わりではなく、当然バイク本体の購入にお金がかかるわけです。
さて原付二種のお値段はおいくら万円……?かというと

例えばいわゆる原付スクータータイプのダサい車種で良ければ、最安20万円台!から購入することが出来ます。社長!やすゥい!

原付には見えないスポーツタイプの場合、一番左のMT-125が50万円から。
は、払えないことはないデスね……。

ちなみに大型バイクになると平気で200万円を超えてきます。こんなん破産してしまいます。

ちなみにですが、上のいかにも原付っぽいスクーターですがなんと高速道路に乗れます。
排気量が原付二種を上回る155 ccなので高速OKということですね……スクーターが高速にいたらなんか笑ってしまいそう。というか普通に危なそう。
でも高速に乗れるというのはメリットですし、スポーツタイプの原付二種より価格も安いですね……フム。
ということで今回はここまでにします。今回はバイクのお話でした。
記事内で触れたように実はこっそり原付二種に興味がありますが、さて本当に免許取得が実現するかは……謎です。でもバイクでいろいろ遊びに行くというのは楽しそうですよね。
出不精でインドアで引きこもりの私ですが、お外に出るきっかけになっていいかもしれません。
それではまた。ご覧いただきありがとうございました!
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