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不具合の対象ではないCPU(i5-13400,14400)への対応に関してドスパラに問い合わせた結果 インテル第13・14世代CPUのクラッシュ不具合・不安定化

ダイソンスフィア15インテルCPU不具合 IntelCPU
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こんにちは。
今回も一連のインテル第13世代・第14世代CPUのクラッシュ不具合に関する記事です。
これまでの経緯等は以下の記事をご覧ください。

前回の記事(↓)で、Intel社が発表した不具合の対象になったCPU(i7・i9シリーズ)に関して、ドスパラの対応をご紹介しました。

この記事では、ドスパラの対応を手厚い対応だと非常に高評価しました。

実際、不具合の対象であるi7-14700やi9-14900等に関しては
・5年間無償修理・交換
・これまで同じ不具合が起こって修理した人には費用を返金

という、競合他社よりも手厚いびっくり対応をしています。(競合他社は5年間保証するのは同じですが、費用の返金までは触れていません)

i7・i9ユーザーの皆様はとりあえずほっと安心されたことだろうと思いますが、問題は我々多くのi5ユーザーです。

i5ユーザーはIntelの不具合の対象から外され、結果としてドスパラの対応対象からも外され、完全に宙ぶらりんの置いてけぼりの状態です。

今回の記事ではこの放置されているi5ユーザーへの対応に関して、ドスパラに問い合わせた結果をご紹介します。結果は悲惨なものなのでi5ユーザーは心して見てください。

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不具合の対象のCPUを手動BIOS更新した場合でも、保証対象になる模様

まずはi7・i9のお話です。弊ブログの記事
ドスパラの対応方針が発表されました インテル第13・14世代CPUのクラッシュ不具合・不安定化【9/4更新】
のコメント欄に頂いた情報です。

実に驚くべきことに、BIOSの手動アップデートを行っても引き続きドスパラの保証対象のままで居られるようです。

これはCore i7-14700Fユーザーのしらすさんという方から頂いた情報ですが、コメントを引用させて頂きますと

ドスパラのbios更新FAQページから対象のbiosアップデートファイルをダウンロードしてUSBにてbios更新をした場合に限り、更新しても保証対象外ではないとのことでしたが、更新中に電源が落ちた場合は保証できないとのことです。


なんと!!!!!
普通ならBIOS手動アップデートは即、保証対象外になる蛮行です。

PCのケースを開けてパーツを自分で交換した場合なども保証対象外になりますが、保証対象外というのは結構重い言葉で、いわば「そのPCはもうウチの製品では無いですよ」という絶縁宣告みたいなものです。
壊れても知りませんよ、ウチの製品ではないのだから無償で修理なんてしませんよ、自分で責任持ってくださいね、という意味合いです。

それが、「biosアップデートファイルをダウンロードしてUSBにてbios更新をした場合に限り」という注釈はありますが、BIOS手動更新を行ってもまだドスパラ製品扱いをしていただけるという。これはかなり驚きの情報で、ドスパラさん大盤振る舞いですねと感心しました。

ハル
ハル

ドスパラはん……ようやっとる

ドスパラからの案内としては、ドスパラのFAQのbios手動更新のページにて、ドスパラで買ったパソコンの製品番号を入力して、今回のcpu不具合の対象かどうかの判定をして、対象と判断された場合にドスパラのFAQの手順でbios更新をしたもののみ(を保証対象とする)


ということで、まずはインテル社製 Core 第13世代・第14世代 CPUの不安定動作について_対象確認ページで、PCの裏面に張り付けてある製造番号を入力し、不具合の対象かどうかを判定する、という流れになるようです。
対象と判断されればおめでとう!君は保証対象!
対象外?その場合は……→次の項目へ

ただし、以上はあくまでコメント欄に頂いた情報によるものです。信用していないというわけでは決してないのですが、万が一の事もありますので、保証対象になるか否かはご自身でドスパラサポートに問い合わせた上で、BIOSアップデートを行うかの最終判断をお願いいたします。

BIOSアップデート中に電源が切れた場合は知らんとドスパラは言っている事実もあるので、不安ならばドスパラサポートに依頼して更新作業をやってもらうほうが安心だと思います。

不具合の対象外のi5ユーザーは見捨てられました

以上は、今回の不具合の対象になっているi7・i9シリーズCPUに関しての情報でした。

では不具合の対象になっていない、i5ユーザーに関してはどうなの?と。皆さん疑問に思うところで私も大変気になっていたので、ドスパラサポートに問い合わせてみました。
以下が問い合わせの内容です。

お世話になっております。
現在発生しているIntel製CPU(第14世代・第13世代)の不具合問題に関して問い合わせをさせていただきます。

この度御社オンライン通販サイトにて、Core i5-14400F搭載のBTOPCを購入いたしました。インテル社の見解ではi5-14400Fは不具合の対象外という事ですが、実際にはi5-13400・i5-14400で同様の不具合が発生したという報告が少数ながら上がっております。

当方のPCは現在のところ不具合は発生しておりませんが、i5-14400Fでも時間経過による不具合の発生を非常に懸念しております。
そのため予防的措置としてBIOSアップデートを行おうと考えております。そこで以下の点を質問させてください。

① 御社はマイクロコード(0x129)のBIOSアップロードを行うことを推奨していますが、ユーザー自らが手動BIOSアップロードを行った場合は、以後、保証の対象外になるという認識でよろしいでしょうか?

② 恐らく保証対象外になると思われるため、御社サポートにBIOSアップデートを依頼したいと考えております。誠に遺憾ながら費用は当方で負担しますので、費用について確認させてください。

・BIOSアップデート代
御社ウェブサイト「セーフティサービス加入者限定 サポートメニュー特別料金一覧」の「BIOS・UEFIアップデートと設定」の通常料金3,300円

・往復送料
「宅配引き受けプラン」の通常引き取りプラン往復送料3,300円

以上、合計6,600円という認識でよろしいでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですがよろしくお願いいたします。


長々と書いてますがまとめると

① BIOS手動アップデートは保証対象外になるの?
② BIOS更新をドスパラに依頼する場合の料金を教えて?

という2点です。

さて返信速度に定評のあるドスパラサポートなので、数時間後にはもう返事が返ってきました。内容は以下の通り。

Core i5-14400Fは不具合の対象外だからBIOS更新も対応しない
勝手に手動BIOS更新したらWindowsが起動しなくなる可能性もあるから更新するな
Core i5-14400F用の更新版BIOSは提供しない
だからウチに送られてもBIOS更新は出来ない


もちろんこんな高圧的な文面ではなく丁寧な文章でしたが、言ってる事は結局コレです。
i5のことなんか一切知らんということです。
ひ、ひどすぎるよ…!

先ほど紹介したしらすさんから頂いた情報の続きにも

対象外のcpuと、ドスパラのFAQからダウンロードできるbiosアップデート以外のマザボメーカーから出ているbiosアップデートにてアップデートした場合は対象外との事でした。

とあり、i5-13400(F)やi5-14400(F)は保証対象外どころか対応すらしてくれないみたいです。

競合他社、例えばツクモの場合ですが
「※Core i3及び、Core i5-13400 / 13400F / 13500 / 14400 / 14400F / 14500 のCPUは対象外ですが、BIOSアップデートいただいても差し支えございません。」
などと言ったように、不具合の対象外のCPUでもBIOSアップデートをしても問題ないというスタンスです。

ノラ
ノラ

今は大丈夫だけどいつ壊れるかも分からないからとりあえず更新するニャ~


これが普通の考え方だと思います。インテルの言う事は一切信用できないし、今は安全と言われている13400や14400がいつしれっと不具合の対象になるかも知れない。そして一度不具合を起こしてCPUが物理的に損傷してしまうと、もう修正パッチでは直すことは出来ない。

にも拘わらず、予防的な措置としてのBIOSアップデートもドスパラは封じてきました。さすがにひどすぎん?

ていうかドスパラ、「Core i5-14400F用の更新版BIOSは提供しない」とか言いつつ、今後発売するPCには全部修正パッチ「0x129」を当てると言ってますよね。

しかも今後発売するPCだけではなく、一般修理で預かったものもBIOS更新して返却すると言っています。しかし一方で、今回の問い合わせではBIOS更新は出来ないと言い切っています。意味不明です。

っていうかそもそもBIOS更新ってCPU単体に行うものではなくマザーボードに対して処置を行うものですよね?

私のPCのマザーボードはMSI PRO H610M-G IIですが、ドスパラが発表している対象マザーボード一覧にしっかりMSI PRO H610M-G IIが乗ってますが???

普段、仏のハルと呼ばれ「あいつが怒っているところを見たことが無いぜ!」と言われて、明鏡止水のごとき私もさすがにブチ切れ案件です。

ハル
ハル

屋上行こうぜ・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・

ドスパラの言うことも分かるが……


まあドスパラの言うことも分かるんですよ。
ドスパラ的にはi5は不具合が起こらないのだから過度に心配する必要も無いし、だからウチが対応する事もありませんよと。

しかしユーザーからするとIntelの大本営発表が一切信用できないので、仕方なく自衛のために予防的な措置を取りたいと。これもまた当然の判断でして。

根本的な部分でドスパラとユーザーの考え方が致命的に噛み合っていないのが問題です。


もうあれですね。
こっちからBIOS更新してください!とお願いしても拒否されるので、

「なんかPC調子悪いわ~(棒読み)」
ということでドスパラに送り付けて、BIOS更新かけてもらうのが一番良さそうです。

・一般不良にて修理着荷した製品に対しては、不具合内容にかかわらず最新BIOSを適用して返却いたします。

https://cts.dospara.co.jp/5press/share_info.php?id=2975

って書いてあるし。



ということでドスパラの対応その2でした。

i7・i9ユーザーに関してはBIOS手動更新でも保証対象で居られる(らしい)ということで一安心でしょう。良かったね(半ギレ)


一方でi5ユーザーは保証対象外どころか、BIOSアップデートを封じられました。

封じられたという事はクラッシュ不具合への対策を何も打てずに無防備なままということです。いつの日か壊れてPCが文鎮になる日を震えて待てという事です。

ハル
ハル

いやひどすぎん?


コメント

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